Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

百木屋@八日市場 創業100年以上の超老舗蕎麦屋の美しすぎるラーメン!

人間の歴史は、そのまま食文化の歴史でもありますよね。

こちらの百木屋は、なんとなんと創業100年以上(詳細不明)というとんでもなく長い歴史をもつ蕎麦屋さんです。現在の店主さんで、5代目ということでして、その長さが破格であることが分かってもらえると思います。

そんな百木屋にラーメンが提供されているという情報を、らんちばさんがネットで調べてきてくれました。これは凄いですよ。創業100年の蕎麦屋のラーメン、いったいどんなラーメンなのでしょう。そして、いったいいつ頃からラーメンを提供しているのでしょう。いったいなぜラーメンを提供しているのでしょう。少し考えると、知りたいことがぞくぞくと出てきます。

このお店、すごい面白いんですよ。創業100年のお蕎麦屋さんですよ。なのに、ショーケースには、ラーメンばかりが飾られているんです。しかも、親子丼やカツ丼までも。歴史あるお蕎麦屋さんなのにね。不思議。

お店の中は、昭和、いやそれ以前を感じるレトロなお蕎麦屋さんでした。聞くと、100年ほど前から、この場所で営業されているそうです。100年前というと、明治時代晩年ですよね。昨年亡くなった僕のおじいちゃんが生まれた頃だ。そんな時代から営業しているお店ですからね。もう、それだけでわくわくものですよ。生きててよかったー(;;)。。。

さて、メニュー。

  

もうね、とんでもないメニューの豊富さですよ。それだけじゃないです。千葉ならでは、あるいはこういうローカルな食堂ならではのメニューがずらりとならんでいます。「むじな」って何ですか?! お蕎麦みたいですが、想像できません。さらに、「たにし」までありますし、さらに「ながらみ」(時価)までも提供されています。「めごち天ぷら」なんていうのもあります。めごちなんて、食べたことない。。。 自分の食経験の貧困を感じずにはいられないメニュー構成になっていました。

むじな(蕎麦)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q119621836

ながらみ
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/103196.html
http://pukucyacya.cocolog-nifty.com/recipe/2009/05/post-c66d.html 

めごち天ぷら
http://blogs.yahoo.co.jp/arapro7/52524014.html 

大変、勉強になりました。・・・が、どうも食べたいと思えない。自分も相当、味には保守的なのかもしれない。けど、貝類は無理です。どうも駄目。前に、佐渡島で強烈なサザエを食べて以降、トラウマになっています。それに、僕はうにも食べられないし… うーん。食だけはどうしても、こう、越えられない壁みたいなものがある気がする、、、

さて、今回は、当然ながらラーメンと、100年以上の歴史をもつというお蕎麦を頂きました。

出てきたラーメンを見て、思わず、叫んでしまいました。とんでもなく美しいんです。

見てください!

  

色鮮やかで、美しく盛られた、まさに100点のラーメンという印象でした。もう、完璧。そう思いません? ここまでノスタルジック系ラーメン好きを興奮させるヴィジュアルはないんじゃないかなー。しかも、トッピングも完璧。100点満点。そして、クリアで澄んだスープ。ひゃー、もう、たまりません。

さて、お味。

お味の方は、これまたズバリノスタルジック系ラーメンの王道を行くあっさりとした醤油味のラーメンでした。昔ながらのラーメン独特の酸味?がありますね。ノスタルジック系ラーメンが苦手な人にはちょっと厳しいかな、、、 それくらい、ノスタルジック系王道の、教科書的なスープでした。僕のイメージだと、あやめ台の長寿庵に近い系統かな、と。お蕎麦屋さんのラーメンそのまんま、というか。

聞くと、作り方は蕎麦とは全くの別物。麺は当然ながら、手打ち麺になっています。生きた麺って感じがしましたね。この麺を食べるだけでも、価値があると思います。で、かえしとなる醤油ダレもこのラーメンのために作られたもの。スープは、鶏ガラ・豚ガラを入れた動物系主体のあっさりスープ。蕎麦とは全く別に作っていることが分かりました。

このラーメン、いったいいつ頃から提供されているのか。4代目のおかみさんに話を聞くと、どうやら45年くらい前から提供されているということでした。ということは、60年代ですかね。3代目のご主人の親族の方が中華料理を学んでおられたようで、そこから派生的に生まれたもののようです。なお、百木屋分店もあり、そこでもその頃からラーメンを提供していたそうです。

とにかくこの澄んだスープが印象的でした。いわゆる「老舗の名店の極上の一杯」という感じではありませんでしたが、これぞまさにレトロなラーメンの王道!と呼べるような至高の一杯になっていました。

さて、お蕎麦。ざるそばを注文しました。

100年の歴史~と思って、食べたら、意外と今の時代でも食べられるスタンダードなお蕎麦でした。基本的にお蕎麦大好き人間なので、3軒目でしたが、するするっと食べられました。普通に美味しいですねー。

お蕎麦は美味い! 良くも悪くも、どこの蕎麦も美味しく感じちゃいます。

ただ、名店のお蕎麦とはちょっと違うかな~というのは、素人ながらに分かる感じがします。庶民的で、分かりやすくて、終始、安心して食べられるお蕎麦という感じでしたね。

100年以上の歴史をもつ百木屋。

一度、足を運んでみるのも、楽しいと思いますよ。っていうか、こういうお店のラーメンを楽しんでこそ、深いラーメンフリークライフだと思うんですよね。ホント。こういうお店のラーメンに感動できるのも、フリークならではだと思います!

コメント一覧

ラーメン大好き
広域農道のきっせい
銚子~千葉長沼ダイエーのラーメン施設~匝瑳と移転をしてきました。つけ麺大盛を注文して、食べていくうちにスープが獣臭く感じた。
スープ割にしてもヤッパリ獣臭い。
骨でスープを作る時に、骨を綺麗にしてないのかな。残念でした。
おやじさんと奥さん?かな2人で切り盛りしてました。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「千葉 成田線 総武本線」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事