デラックスらーめん(1100円) 繊細かつどこまでもディープな味わい
現在の所在地の近くとあって、最近よく通っているラーメン屋さん。つくづく僕は、リピーター&コレクターなんだな~と思う。つまり欲張りなんだ、と。好きなお店は何度でも行きたい。でも、色んなラーメンと出会いたい。だから、週に4度同じお店っていうわけにはいかないが、かといって一見さんにはなりたくない。つまりは、中途半端なお客さん、っていうことなんだな、きっと。ただ、いいお店には何度でも通いたい、それが僕の本音。そして、そこでしか味わえない一杯を満足したい、また、そんな感動を人に伝えたい、それだけなんだな。。。(V系もしかりかな)
今日は、これまで注文したことのないデラックスらーめんを注文。
このラーメンは、まんぼぉ自慢のトッピングがオールキャストするラーメン。通常だと、「スペシャルラーメン」とかって言われるやつだ。まんぼぉのフルキャストラーメンってどんなんなのだろう?
上の写真を見て分かるように、ボリューム満点。超激ウマチャーシューが三枚のっており、ねぎとなるとの下には自家製のワンタンが隠れている。このワンタンも激ウマなのだ。皮はとろんとろん、中の具材はジューシー。そして、黄身がトロントロンの半熟煮玉子がまるまる一個。そして、のりが一枚。うん、これだけでも満足だ。
ここでスタンダードな醤油らーめんを食べるのは二度目。正直、まだそんなにここのラーメンがインプリンティングされているわけじゃない。だけれど、味はしっかりと覚えていた。前と変わらず端的に「旨い!」と思った。スープにぶれはなくて、これぞ「まんぼぉ」の味!と言いたくなるほどに、しっかりとしている。派手さはないものの、匠の技が発揮されていて、グングン器に吸い込まれていく。玄人受けするマニアックな味は、一般の人には「あっさりとした懐かしい味」に感じるだろう。複雑で、単純にこうだと規定できないこのラーメンのまどろっこしさは、素人にも玄人にも受け入れられる類稀な一杯になっていた。
だが、それだけに留まらなかった。僕自身、意識的に気付けなかったが、若干の味の変更を加えていた。仕上げの段階で、追いかつおをしていて、若干(本当に若干)魚介の風味を足していたのだった(店主さんに教えてもらい、分かった(汗))。そういえば、食べているときに、「ああ、このラーメンにはもう魚介の粉末は必要ないよな」と思った。薬味の玉ねぎは必要だけど、魚粉はいらないんじゃないか、と同伴者と語っていた。今回の若干のチューニングは、まさにそんな効果を生んでいたのかもしれない。
この変化を知って、再び「春木屋理論」を思い出した。「常連さんに愛され続けるためには、味が変わったと思われないレベルで味を変え続けなければならない」というセオリーだ。今回、まんぼぉのらーめんは、前と変わらずに旨かった。が、変わっていないわけではなかった。変わっていた。が、印象としては、「変わらずに旨かった」。まさに春木屋理論の地をゆくラーメン屋さんであった。
蛇足だが、まんぼぉは、平日の夜が穴場だ。土日はやはり混雑するが、平日の夜はゆったりと静かに食べられる。まんぼぉ未食の方は、平日の夜に行くことをオススメしたい。
らあめん工房まんぼぉ
千葉市稲毛区小深町3-1
043-424-3239
月曜日OFF
~21時半
駐車場有
場所はこちら
*13,14,15日はお盆休みのようです!注意!