遂にやってきました!!
念願のあの青いラーメン屋さん。お友達のさかもっちゃんと何度か一緒に通って、「このラーメン屋さん、どうなんだろう?」ってずっと気になっていたお店。悪麺友らんちばさんも、このお店のことは気になっていたみたい。ただ、先行するのは、「どうなんだろう」という、その一言。噂も聞かないし、ブログの記事もほとんどない。
http://www.marugotoasahi.com/ndb/btoc/00001025.html
http://ramendb.supleks.jp/s/28717.html
(レビューはありません。店情報のみ)
こういう記事はあるけれど、フリーク的な視点からの記事はほとんどなくて、なので、いつもスルーしちゃっていました。しかし、結論から言えば、このお店、十分にマニアックで、恐ろしいほどハイレベルで、こだわりのお店だったんです。2代目の若き店主さんと奥さんが力を入れて作る、渾身のラーメン、そして、若さ溢れるセンスで作る創作メニューやオリジナルメニュー。2011年、ギリギリになって、この地域を代表できる力をもつラーメン屋さんと出会えました。ちなみに、店主さんは、僕の一つ下、ほぼ同世代です。ブログもありました♪
http://narui.sblo.jp/
ホームページは↓
http://chukadaigaku.com/
(素敵なホームページです!)
昨年はラグタイムという素晴らしいお店と出会えました。今年は、ギリギリになって、なるいという素晴らしいお店に出会えました。とにかくハイレベル+アットホーム+歴史あり+個性的、驚きのお店だったんです。ふぐの各種料理が楽しめるお店というのもすごい珍しいと思います。腕のあるお店です!!
このお店は、銚子の屋台から始まったお店だそうです。創業者は今の店主のお父さん。もともとは中華の板前さんだったそうです。35年くらい前というと、ちょうど僕らが生まれた頃ですね。その頃に、屋台を始め、店舗を構え、ラーメンを作ってきたそうです。その後、この旭に土地を移して、10年。今は、息子さんが二代目として頑張っているそうです。
なお、現在は旭の町おこしということで、『旭のモツが食べれる店』の加盟店となっており、名物「モツ塩炒め」が500円で食べられます。ラーメンにしていないところが、良い気もするし、ちょっとフリーク的には悲しい気もします。が、B級グルメ時代、旭のモツが脚光を浴びるといいですね。ちなみに、『MO2』(モツ)と表記されたのぼりが作られています。
http://asahimo2.web.fc2.com/mo2/homu.html
このHPにも書かれていますが、この地域には、養豚場が多く、新鮮な豚がいっぱい育っています。都内の豚肉の多くがこの周辺から出荷されているわけです。千葉県一位、全国四位、というのはとんでもないことです。どんなに都内のラーメン屋さんが偉そうにしようと、豚が育たなければ、ほとんどのラーメンが作れません。ラーメンだけじゃない。今の日本で、豚なしで料理を考えるのは本当に難しい。そんな旭だからこその、『モツ料理』、いいアイデアだと思います。(個人的には、豚を知る町、豚を学ぶ町としての町おこしのほうがよほど人が集まる気がします。映画『いのちのたべかた』じゃないですが、豚を知り、今の食事情を学ぶ、というのはありじゃないかな。豚を知り、豚を学び、豚と出会う。そして、大人向けで、豚がどのように食品になるのか。その辺も詳しく知れると、それなりに人は集まるんじゃないかな、と思ったりします。
ま、それはさておき。
さて、メニューですが、さすが35年の歴史をもつお店だけあって、バリエーションはさすがです。ありとあらゆるラーメンがそろっています。新店じゃない、歴史のあるお店ならではのラインナップです。また、この土地に合わせて、ラーメン以外のメニューもいっぱいあります。さらに、上で述べた旭新名物の『モツ塩炒め』もあります。一軒で、何度も美味しい、そんなお店みたいです。
まずは、モツ塩炒めでしょう。僕はモツって、かたくて臭みがある食べ物で、おじさんの飲み屋のつまみ、酒の肴っていう先入観をもっていました。が、違いました。とにかくべらぼうに柔らかいのです。鶏皮よりも柔らかくて、さらっとしています。しかも、臭みが全くもってないんです。あっさりした鶏皮? あるいは、脂のない美味しい鶏皮? そんな感じさえしました。塩で炒めているのも、素晴らしいところでした。食べやすくて、ご飯に合いそう。これはこのままおかずとして食べられるなぁーと思い、感激でした。まずは、これでしょう☆キラリ。
さて、メインの中華そばです。
能書き抜きに、滋味深いあっさりとしたラーメンでした。あっさり煮干し系かなと思いきや、昆布とかつお、それに若干の煮干しというラーメンで、昆布のダシがいっぱいつまった深みある味わいのラーメンでした。屋台時代からこの味を守り続けているとご主人さんはおっしゃいますが、この味は単なる「昔ながらの味」ではないと思います。あっさりとしているのに、全くもって物足りなさがない、そんなスープに、僕もらんちばさんもエキサイティングでした。
昔ながらのラーメンというフレコミ?ですが、フリーク的には全然違うかな、と。昔ながらどころか、まさに今、こういう味が再評価されているんじゃないかな、と。ドロドロギトギトラーメンに疲れた人には、たまらないと思います。今もまだ、主流は濃厚系だと思います。けれど、やはりこういうラーメンがあってこその濃厚系だとも思うんですよね。
三角に切ったのりがまた、なんかいい感じを与えてくれています☆
さらに、サプライズがありました。
これには、悪麺友らんちばさんもびっくりどっきり。かなりエキサイトしておりました(笑い)。
サプライズというか、本当に偶然の出来事でした。二人とも超満腹状態の中、らんちばさんがトイレに行って、帰ろうとしていた矢先に…
トイレから、目を大きくして、飛び出てきたんです。
「ヤキソバラーメンヒトツください!」。その声に、一切の迷いはありませんでした。二人とも超お腹いっぱいなのに、らんちばさんのラーメン魂にスイッチが入ったみたいでした。らんちばさんの底力?というか、食いしん坊人間ぶりをとくと拝見させてもらいました。すごいです。この人。。。(スイッチが入ると、胃が倍に広がる、そんな感じです、、、汗)
これが、そのシークレットメニューのヤキソバら~めん(700円)です。
まさに、ソースラーメン!!
ヴィジュアル的にも、ソースラーメンのイメージそのまんま。揚げ玉が入っているのがポイントかな。焼きそばには揚げ玉が入ってますからね。自然といえば自然です。船橋のソースラーメンよりも、酸味というか、ウスターソースが弱く感じられます。基本の中華そばのスープと同じものを使っているので、和風なやさしさがスープに感じられます。野菜もいっぱい入っています。
まさか、この地域で、焼きそばラーメンが食べられるとは思ってもみませんでした。らんちばさん、超エキサイトしていました。なんせ、ソースラーメン再評価=らんちばさんですからね。僕的にも、この焼きそば風ラーメンを応援したいです。でも、その徹底取材はらんちばさんにお任せすることにします(笑)。
このバス停は、ご主人と先代のご主人が遊びで作ったものらしいです。かつて、このそばにベンチがあったそうです。で、とあるおばあちゃんが、その椅子に座って、「バスが来ないわね」と言ったそうです。たしかに、勘違いしそうなほど、リアルなバス停だと思います。
このお店、一度じゃ語れないです。また、来たいと思います。このお店は、フリーク的にも注目だと思います。とにかく面白くて、レベルが高い。それは間違いないと思います!!