スイスの首都ベルン(BERN)。
そのベルンの中央駅の目の前に、こんな巨大な新しいビルが建っています。
10年前はなかったよなぁ…
この巨大なビルの一階の、しかも一番いい場所に、、、
あったんです、、、
…
分かりますか!?
namamen JAPANESE RAMENBAR
って書いてあります。
「げ、なんでこんな一等地みたいなところに!?!?!」
スイスでも、今や「ラーメン」は「Ramen」となって、しっかり広まっているんです。
凄いですね~~、、、
で、、、
場所は、というと、、、
ほんと、「大都会のど真ん中」。
しかも、こちらのお店、超巨大なんです。
日本のラーメン店の規模とは違いすぎて、驚愕ですよ、、、
では、入ってみましょう。
あまりにも大きいお店なので、入るのに少し勇気がいります(苦笑)
「ホントに、ここ、ラーメン屋なのか!?」
…
店内はこんな感じなんです。
でっかくないですか?
日本でこんなラーメン屋さん、ありましたっけ!?
こちらだけで、半分くらいの大きさ。
さらに、、、
こちら側にも席があります。
座席数自体は、それほどじゃないかもしれませんが、、、、
でも、きっと、RAMENBARって、「高級レストラン」に入るんだろうな。
一人ひとりの座席もゆったりしてますし、清潔感もあるし、BGMも素敵。
これくらい環境を整えてこそ、ラーメン1000円の壁って越えられるんだろうな、とも。
スイスは、平均的に、一杯2000円超えですけど、、、(・_・;)
(でも、2000円~3000円が相場だと考えていただければ…)
メニューは、オフィシャルサイトで見てみてください。
いろいろ、いろいろあるんです。
今回は、三人で来たので、塩、味噌、醤油を頂きました。
結論から言えば、日本人的には「塩」がおススメかな!?
(醤油はやめた方がいいかも…(・_・;))
という感じでした。
では、、、
ジャジャーン!
こちらが、「塩チャーシューメン」です!!
Ramen mit Chashu
なかなか本格的なヴィジュアルです。
ニンジンが入るのが、欧州のラーメンの定番になりつつあるかな。
ネギは、日本のネギと違って、みずみずしさがないというか…
こっちじゃ、ネギいらないんじゃない!?って思うほど…。
もやしも、日本のもやしよりもぱさっとしていて、ちょっと微妙…。
でも、チャーシューはなかなか本格的。
というか、日本のチャーシューよりもはるかに柔らかくて、スマートな味わい。
これ、いいかも!?
スープは、こちらの人に合わせてか、しょっぱさはありつつも、すっきりタイプ。
日本人的には、かなりすっきりしています。脂っぽさは皆無。
経営者もスイス人だし、作っているのもおそらくこっちの人。
日本人の手から離れた「RAMENBAR」。
あまり、日本国内では話題になりませんが、こっちで売れてるラーメン店は、わりと日本人の手を離れつつあります。最初だけ指導してもらって、あとはこっちでチューニングしていく、みたいな。必ずしも、日本で受けるラーメンがこっちで受けるとも限らない。(ただし、こっちの人が日本のラーメンを知っているとも限らない)
行ってみれば、かなり「健康志向」に動機づけられたラーメンになっている、というか。
京都の反対か…。京料理に飽きた人が猛烈にこってりとしたラーメンを好むように…
しょっぱくて濃いスイスの現地の料理に飽きた人がすっきりとしたスープのラーメンを好むのかな、と。
チャーシューも、日本の濃い味付けのチャーシューとは全くの別物といえば、別物だし。
で、麺です。
namamenというくらいですからね。
麺にはこだわっているみたいです。
っていうか、、、
この麺、「生めん」っぽい麺でした。生か!?と思うほど、、、(苦笑)
いえいえ、火は通っています。
でも、とっても生っぽい麺。。。
あまり日本でも食べないほどに、生っぽい、、、
ゴワゴワしているというか、ワサワサしているというか。
(個人的にはあまりタイプじゃないかな… 分からないけど…)
でも、欧州のラーメンを見つめ続けて、約17年ほど。
昔に比べれば、はるかにはるかにはるかにはるかに良くなりました。
スイスでも、とんでもないラーメンをいっぱい食べてきましたしね…
ついに、時代もここまで来たか、とも少しだけ思います。
でも、まだまだ… これから。。。
こちらは、味噌ラーメンです。
あっさりとしたファミレス系の味噌ラーメン。
一緒にいたレナーテさんは、この味噌ラーメンが一番好み!と言ってました。
うん、まさに、薄くて、さっぱりした、そしてさらっとした味噌ラーメンでした。
健康志向な人にはぴったり合うんじゃないかな!?
ただ、すみれ系の凶暴な(?)味噌ラーメンと比べると、、、
いやー、味噌スープに麺を入れました、みたいな感じかな!?、と。
ただ、健康的にはこっちの方が絶対にいい!!
麺は、塩と一緒かなー!?
微妙にこっちの方が太い気もしましたが、、、
詳しくは分かりません(・_・;)
印象的には一緒かな。
生っぽさの残る麺(もちろん火は通っている…はず)。
なお、麺はここでは作ってないというので、本社のあるバーゼルで作っているのでは?、と)
で、こちらが醤油ラーメンです。
うん、薄い(苦笑)
薄くて、油分のほとんどないスープ。
まだまだ、こっちでは醤油ラーメンを頼むのは「危険領域」かな、と。
ネギはやっぱりいらない、、、(・_・;)
めんま、チャーシュー、なると、のりだけでいい。
まー、でも、ここは完全に「スイス人向けのラーメンバー」なので、、、
僕がどうこう言う必要もないか、、、(・_・;)
けど、これが日本の醤油ラーメンだって思われるのは嫌だなぁ、、、
けど、二人とも、興味深く食べてくれました。
「こっちでは音を立てて食べるのは無礼だけど、日本では音を立てないと無礼」
と話すと、、、
二人とも、「じゃ、やってみる」といって、音を立てて食べてくれました。
なんか、その音を聴いて、安心する自分がいました(苦笑)。
ルールなんて、所詮狭い範囲内での取り決めでしかなくて、、、
そこに「普遍性」もくそもなくて、、、
どうすることが最善なのかも分からなくて、、、
でも、そういうゆらぎみたいなものを経験できるのも、海外ならではかなぁ、、、と。
自明性から自由になれる経験、というか。
日本にいると、僕は、「変人」扱いされるけど、それって当然なんだろうな。
だって、日本国内の価値のほぼ全部を(嫌っているわけじゃないけど)疑ってるわけで。
かといって、「かぶれ」みたいに、こっちの価値が一番正しいとも全く思ってなくて。
なんか、その「あいだ」にある「ゆらぎ」が好き、というか。
ラーメンも、国内と国外の「あいだ」に立って、ゆらぎながらラーメンを楽しみたいな、と。
入口のところに「SUSHI」も売っていました。
日本のペットボトルのお茶も売っていました。
なお、スイスでは、ペットボトルの飲み物が400円から500円くらいしてます。
ビールも、同じくらい。
(ただし、安いスーパーに行くと、200円くらいでした)
とにかく全部高いっす、、、
namamenは、現在国内に4店舗あります。
これからも、どんどん増やしていく方向だとか。。。
スイス全土にnamamenがあったら、面白いですよね。
でも、それなら、もっとラーメンを研究してもらいたいな、とも。。。(・_・;)
個人的には、こっち特有のパサパサしたネギの使用はやめてもらいたい…。
スイス滞在三日目はベルンでした。
ベルン中央駅のホームには、こんな看板が、、、
日本では知られてませんが、こっちでは有名ブランド。
そろそろ、日本にも到来するんじゃないかな!?
Superdry、極度乾燥(しなさい)
ユニクロみたいな感じかな!?(分からないけど、、、(・_・;))
こちらの電車(IC)でチューリッヒに帰りました。
スイスは鉄道が超充実しているから、便利です。
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