S.C.相模原サポーターブログ

SC相模原を楽しく応援するブログです

東京都サッカー抗争図~日本最大の市場を掴むのは誰か

2010-01-17 02:19:08 | マーケティング
日本の首都であり世界的な巨大都市東京。この東京都をホームタウンとするJチームは現在J1のFC東京とJ2の東京ヴェルディの2つです。両チームとも公式には「ホームタウン=東京都全域」となっています。しかし、本来の意味の「地域密着活動」は、東京都まるごと全域に展開する、というのは難しく、出資してもらっている市やユース・ジュニアユースなどスクール活動を展開している地域・拠点周辺にとどまっています。そのため、上記2チームの活動の空白となっている東京都内の各区・市において「私たちの街のJクラブ」を作ろう!とする活動が広がっています。その代表が町田ゼルビアであり、横河武蔵野もその一つと言ってよいと思います。現在の各クラブの中核都市とその広がりを上にまとめてみました。

現状、東京都の西側「多摩地区」周辺が、FC東京・東京ヴェルディ・町田ゼルビアの3チームの乱戦状態になっています。これまで地域密着に関心の低かった東京ヴェルディが、方針転換し高らかに「地域密着」を謳いあげたことが、一つのきっかけになっています。特にファンを奪い合う主戦場となるのは八王子市・多摩市・調布市ではないかと思います。特に八王子は面積・人口・所在する学校の数も多い上に、京王線沿線ということで、味の素スタジアムへも至近距離です。町田市も隣接市ですので当然ラブレターを送りたいところ。3チームのマーケティング合戦が注目です。

逆に、東側の23区内は、「地域愛で活動する市民は少ない」「子供がサッカーをするグラウンドが確保できない」等との判断か、ホームタウン活動としては空白区になっています。関東リーグのチームである、コリアFCが北区に、エリース東京が練馬区にありますが、いずれも地元に根ざしたクラブとは未だ言えません。ただ東京都リーグでは、23区内のホームタウン化の胎動が感じられます。東京都1部リーグ所属の「東京23フットボールクラブ」は23区全域を、同じく1部「東京ベイFC」は品川区・大田区・港区・中央区をそれぞれホームタウンとして掲げ、関東リーグ入りを狙っています。ただ、東京都リーグは企業クラブが強く、なんとかこの岩盤を破って「23区地域密着クラブ」の旗を関東リーグに掲げて欲しいものです。

Jリーグはその発足時から、「巨人軍」を反面教師とした日本全国・各都道府県の地域密着による拡大戦略を展開して成長していきました。そのため東京都をホームタウンとしたチームのJ登場を意図的に遅らせたのです。しかもFC東京・東京ヴェルディと「東京」を冠に掲げるチームが登場したものの両チームの「ホームタウン意識」は他チームに比べてやや低く、「Jクラブの支援を表明する市区町村」は、まだまだ東京都は「空白区」だらけです。言うまでもなく日本最大のサッカー市場を掴むチャンスはどのチームにも残されています。マーケティングの方法によってはSC相模原にも「お宝」を掴むチャンスがあるかも・・・。

サッカーブログランキング
にほんブログ村 サッカーブログ JFL・(地域リーグ)へにほんブログ村 サッカーブログへ

最新の画像もっと見る