佐藤直曉の「リーダーの人間行動学」 blog

リーダー育成のための人間行動と人間心理の解説、組織行動に関するトピック

リーダーの条件85――人を観る力があれば、交渉でも対人関係でも有利

2008-06-26 09:38:29 | 人間行動分析
このたび、まぐまぐから週に一度メルマガを配信することになりました。

タイトルは「“人を観る力”をつければ鬼に金棒」です。日曜日に原稿を投稿したところ昨日掲載されました。意外と早かったように思いました。

内容は、どうやったら人の行動の癖や性格が見抜けるかということです。そのノウハウをわかりやすく紹介していこうと思っています。

具体的にはバックナンバーを見ていただければ早いのですが、とにかく相手の行動基準がわかると、何かにつけてやりやすいものなのです。

第一講では、「リーダーの好む計画書のスタイル」というテーマで書きましたが、人によってお好みのスタイルが全然違うのです。それはその人の性格を表しますし、もっと極論すればその人の人生観まで垣間見せてしまうのです。

たとえば、「A4一枚の紙に要旨をまとめろ」と言う人もいます。アメリカのビジネススクールでは、こういうことを勧めていますので、アメリカではこういうスタイルを好む人が多いといえるでしょう。

そうかと思えば、根掘り葉掘り知りたがる人もいます。細かいことがとにかく気になるらしいのです。これはドイツ人の知識階層におりました。

私の体験ですから一般化できるかどうかはわかりませんが、なかにはそういう人がいるということです。

そういえば、昔こんなことを書きましたね。

イギリス人は歩きながら考える。

フランス人は考えるだけで歩かない。

イタリア人は走ってから考える。

スペイン人は何も考えずに走る。(おお怖い)

日本人はどうでしょうか。

私の説:人が歩きだしたのを見て歩く。

そういう癖があったら、それにあわせて物事を進めたり、話しかけたりするほうが早いということです。

これがわかると、随分ビジネスでは相手の行動が読めて楽なんですよ、実際。

たとえば、初対面の人が非常に負けず嫌いな人だなと思ったとします。

そうしたら、その人と競争するようなことは避けないといけません。できるだけおだてて(いや、ほめて)敵対者にならないようにすることです。

サポーターになれば相手は心を許してくれるでしょう。もっといいのは子分になることです。そしたら、とても面倒をよく見てくれます。

まあ、こんなことを少しずつ書いていくつもりですので、よろしくご講読をお願い申しあげます。

“人を観る力”をつければ鬼に金棒
【個別ページ】 http://www.mag2.com/m/0000267512.html

来週月曜日の「ウィークリーまぐまぐ ビジネス版」2008/06/30(月)号にも掲載されるそうです。


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