佐藤直曉の「リーダーの人間行動学」 blog

リーダー育成のための人間行動と人間心理の解説、組織行動に関するトピック

革新者はどこから生まれるだろうか

2010-07-26 09:17:35 | リーダーの人間行動学
昨日は欺されたと思った方も結構いたかもしれません。タイトルは違っても中味は同じでしたから。すみません

iPhoneからの投稿を練習してみたのですが、iPhoneには二つの機能があるので、それをつい試してしまいました。

一つはパソコンとしての側面。もう一つは携帯電話(メール)としての側面。

両方使ってブログに投稿してみました。結果としては、メールとして投稿する方が簡単でした。

画面が小さいので、パソコンと同じようにログインするのは結構厄介でしたね。メール投稿の方がはるかに簡単。

ちなみにPOMERAでつくった文章はQRコードに変換し、それをiPhoneのカメラで読みこませ、文章を取り込みます。実はiPhone用のワイヤレスキーボード(これはiPad用に購入したものですが)を使って文章の打ちこみができないこともないのですが、今回はPOMERAでやってみました。

さて、昨日取り上げた日本サッカー協会の犬塚会長が退く話、どうやら今日の記事では解任だったことが明らかになりました。独走が嫌われた、ということらしい。

よくある話です。社長が取締役会で解任されてしまうという話によく似ております。

『伝動戦略』を知らない経営者には明日がありません。

この本、定価は1,575円ですが、アマゾンの中古はなんと驚きの2,800円で売っています。まあ、高評価はありがたいのですが、私のサイトでは定価どおりで売っていますからねえ。しかし、もうかるんだろうなあ――売れればの話ですけどね。あまり売れている気配はありませんが。

さて、このごろは感受性の話をあまりしていなくて、申し訳ないような気がしているのです。ただ、適当な題材がみつけられなくて、なかなか書けないのです。

感受性の解説をいちいちとりあげるのは、みなさんも退屈でいやでしょうし、ここではなるべく事例を取り上げようと思っているのですが、なかなかうまい話が見つからない。

昨晩、10時だったか、ソロモン流とかいう番組を見ました。銀座の「天ぷら近藤」というお店の取材番組でした。このお店、ミシュランで二つ星をとっている名店だそうです。ランチが6,300円。さすがに一流のお値段でした。

この親方ですが、驚いたことに独学で天麩羅をマスターしたんだそうです。すごい人もいるもんです。独学だっていうんですからねえ。

テレビでは、天ぷら界に革命をもたらした人だとも言っていましたが、具体的にどんなことかはよくわかりません。ただ、革命を起こす人というのはだいたい正統派からは生まれないものです。

わかる気がしますよね。エスタブリッシュからは革命的な発見はまずない。

ところで日本戦史において最も革命的な人物は誰だったか知っています? 

答えは義経です。義経の戦闘は圧倒的に当時の常識を越えたものだったといいます。

たしかに、鵯越の逆落としなどを知ればなるほどと思います。なぜ義経が革命的な戦術をあみだせたかというと、正統な武士の訓練を受けていなかったからです。

おそらく、義経の作戦は東北での経験からつくられたものなんでしょう。イメージとしては、ゲリラ戦の隊長といった感じのような気が私はしますね。多分、鎌倉武士たちには邪道だとバカにされていたのではないでしょうか。

義経の革新性について、司馬遼太郎は次のように語っています。

「古来、多くの独創家はたいてい正規のコースを出ていない人が多い。エジソンだってそうでしょ。エジソンだって、ちゃんとコロンビア大学を出ていればどうだったかわかりませんよ、後年のエジソンが生まれたかどうか。そういうことが義経にも言えるんで、義経は武士学校というものは出ていないわけです。鎌倉のエリートである梶原景時なんかと意見が合わなかったのも当然でしょうね」

正統なる人はなかなか道を破る発想がでてきにくい。

今朝の日経新聞コラム「核心」には、「出でよ平成の坂本龍馬」という題で、「消費税軸に政策連合」をとありました。

相変わらず消費税上げを唱えています。そんな一時的な対処策ばかりでどうするんでしょう。打ちでの小槌のようなことは長くは続きません。ただ消費税を上げるだけなら、10パーセントがやがて15パーセント、20パーセントになるだけです。何にも変わらない。

大新聞だったら根本的な改革を唱えるべきだと私は思いますけどね。道州制しかないでしょうに。

それと、コラムでは、脱藩者(主に与謝野さんのような自民党から離脱した人々)たちが核となって、自民と民主の消費税上げ政策連合をつくれと言っています。彼らに坂本龍馬の役割を期待しているようですね。

しかしねえ、坂本龍馬が連合を画策したのは、長州と薩摩。どちらも非体制派でしょう。

弱い者(優秀だが)が強い者に対して戦えるようにした、というのが坂本龍馬がやったことでしょう。弱くもなし、優秀でもない者をくっつけてもねえ。

それから、龍馬がそういう画策をした背景には、国の形がこのままではいかんという意識があって、国の形がおぼろげながらも見えていたわけでしょう。

それに対して、消費税を上げるのはただの財政手段であって、国の形をどうこうという問題ではないような気がします。消費税を上げたって、この国の形はは何にも変わりませんよ。我々の懐がこれまでよりじわじわ細るだけでしょう。

その程度の問題にいちいち担ぎ出されては、龍馬さんもあの世で怒っているかもしれませんよ。



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