牧場の日記~競走馬生産者の日々~

競走馬の生産牧場の現状と考察

蹄骨骨折

2014年08月29日 | 牧場の生活

当才が前足を痛がって3本足で歩くほどであった。

砂のぼりのような感じだったので舎飼いして様子を見て、削蹄師さんに診てもらった。

痛みは蹄に間違いないが掘ってもどこにも登ったらしいところがないとのこと。

しばらく様子を見て痛がらなくなったので、放牧するとまた痛くなった。

もう一度診てもらったが同じ答え。

またしばらく舎飼いしていると痛がらなくなり、放牧するとまた痛くなった。

獣医さんにレントゲンを撮ってもらったら、蹄骨骨折。

もう腫れも引いているので運動制限だけでよい、とのこと。

3週間の舎飼いと3週間のパドック。骨がくっつくには3か月かかるらしい。

あくまでこれは目安だが、長い道のりだ。

今日3週間ぶりのパドックでの運動をさせた。

気が狂ったように飛び回り、また骨折しちゃうんじゃないかと心配になった。

 


カラス

2014年08月29日 | 牧場の生活

カラスはとても頭がいい。そして意地が悪い。

カラスは馬の餌を食べるのでとても困る。

飼いつけをして、馬を放牧地につかまえに行く間にさっと厩舎に入り込んで、

餌をかすめ取っていく。

しかも、すぐに食べるわけではなく、人が来てから、人に捕ったところを見せ付けてから食べる。

 

これくらいならまだかわいいものだが、人を襲うこともある。

コンビニからから揚げ棒を買ってきた人を後ろから襲ってころばせ、

から揚げ棒をかすめ取っていったそうだ。

札幌の円山球場のカラスは怖いらしい。みんなカラスに襲われたら、持っている食べ物を投げて逃げるそうだ。都会のカラスはたちがわるい・・。

 

 

ブラシカッターで草刈りをしているとカラスが後ろからついてくる。

草を刈ると草の中からカエルやミミズが出てくるからだ。

必ず来る。

彼らの探索眼は大したものだ。

いいカラスの撃退法をみつけたいものだ。