眉山のふもと

徳島のくらし

チンダムニ翁自伝 ①

2013-08-31 22:25:31 | 翻訳



今年3月、元人民日報記者チンダムニ氏の論文集が出版されました。
A4版で500頁もある膨大な著作集です。
この自伝はその冒頭に掲載するために本人が執筆されたもので19ページ分を占めています。
全文の翻訳が終わればご本人にお渡しするつもりですが、
今のところまだ本人の了解は取っていません。
でもここは著作権という概念に乏しい中国でもあるし
何よりも、細かいことにこだわらないモンゴル人のおおらかさで
この翻訳を喜んでくださるものと信じています。

噂によれば9月末に出版記念会が開かれるとか。
それまでに翻訳が完成すれば、それを持って私も参加したいのですが
さて間に合うかどうか。


 <第1章 少年時代>               

私は1924年11月26日ジリム盟フレー・ホショー(庫倫旗・元シンスルグ・ホショー)の貧しい農家に生まれた。自伝を書くのは苦しく、また同じような苦しみを経験したモンゴル人は数えきれない。このようなことを書いて誰が感動するのだと思うと筆を取るのも気が進まない。この度、しかたなく簡単に書くことにする。

  私が三歳の冬のことである。見上げれば瓦屋根の穴から空が見えるような家だった。眠りにつくとき、母はいつも私をしっかりと包み込んで言った。
「おしっこがしたくなったら、おかあさんを呼ぶんだよ。」
私は言われたことを守り、ベッドの上で漏らしたことは一度もなかった。

 苦しい生活の中で私を育ててくれた父母の恩を思うと、いつも目頭が熱くなる。恩返しの一つもできなかったことは人生の最大の遺憾である。親不孝な人間だったことを今いくら後悔しても遅い。このようなことは言うまい。言っても言い尽くせるものではない。「人は晩年になってやっと悟る」というではないか。

  私の故里は近くに学校もない辺鄙なところだった。7歳の冬、運よく叔父が家庭塾を始めることになった。そこで3ヶ月間漢語を教えてもらい、私は学習の第一ページを開いた。

 
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新学期

2013-08-30 21:04:32 | フフホト
農業大学のキャンパスに学生が戻ってきた
ポプラ並木に秋の日差しがさわやかだ



迷彩服の学生は一年生
新入生はこれから2週間、軍事訓練を受ける
毎日、整列と行進の練習をしなければならない
これが終わってやっと本来の授業が始まる

                
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モンゴルの白い食べ物

2013-08-24 09:53:01 | フフホト
最近田舎(草原)からのお土産がたびたび届いて
朝の食卓の乳製品が豊富になりました

左上から時計回りに
ウルム・ホロード・ジューヒー
アーロール・ジュチヘー
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近況

2013-08-17 14:30:31 | フフホト
植木鉢の中で冬を越したカンナ
5月に掘り起こして植えた





こちらに来てから昨日まで毎日30度くらいの日が続いた
徳島よりましと言ってもそれなりに暑い

ほぼ毎日誰かがご飯を作ってくれるのに甘えて
昼は暑いのでごろごろと昼寝して
夜は涼しいのでぐっすり寝ている

何もする気がしなくて
毎日ネットで日本のドラマを見て過ごしている
Womanも、半沢直樹も、名もなき毒も
2週間遅れだけどみんな見た

徳島で阿波踊りが終わったな~と思っていたら
昨日からこちらでも
日差しと風に秋を感じるようになった

こちらは5月から日差しがきつくなったし
徳島では6月の梅雨と7月の暑さの中で苦しい時を過ごし
4か月間も夏の中にいたせいか
それとも歳のせいか
頭がぼ~っとしている

というわけで
風立ちぬ、いざ・・
とは、まだ思えず

日本語を教えるのと、モンゴル語の勉強は
9月からにして
もうすこし
だらだらすごします



                     
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手延べうどん

2013-08-16 20:23:45 | フフホト
今日の夕ご飯
中央上から時計回りに
うどん、キュウリのにんにく和え、卵とトマトの炒め物、香菜の漬け物



うどんの上に乗せて
混ぜて食べます

トマトと香菜は庭で取れたものです
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赤い食べ物

2013-08-15 10:28:45 | フフホト
モンゴルの食品は主に二つに分けられる
「赤い食べ物」と「白い食べ物」である
赤は肉、白は乳製品を意味する

穀物も少し食べる
ボーズ(モンゴル風肉まん)とか、ベンシ(餃子)など




夕方にお客さんが来るので
午前中から羊肉を買いに行った



調味料は塩
それに酢少々、醤油少々、ネギ少々



煮ること2時間
肉の種類(部位・羊の年齢)によって煮る時間を変える



羊の肋骨の肉



羊の臭みは全くない
先週日本から来た友人たちもパクパク食べていた



白い食べ物(乳製品)は草原に住む親せきや友人が持って来る
もちろんフフホト市内でも買えるが産直がだんぜんおいしい(と思う)
ホロード(左・チーズ)とズーヒー(右・サワークリーム)



フルーツは扁桃(ぺったんこの桃)
絵本の中で見た孫悟空が食べていた桃
味がしっかりしているし、食べやすいので大好きです
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フフホトからシラムルン草原に

2013-08-09 22:03:12 | モンゴル旅行
日本からのお客さんと一緒にフフホトに来ました
一緒に来たのは二人の友人と妹
朝出発し夜にはフフホトについているばずが
北京空港でのアクシデントで北京で足止め

翌朝フフホト行きの飛行機に乗るまでのすったもんだは
思い出すのもおぞましい・・

二日がかりでたどり着きました




まずは草原旅行
フフホトから2時間のシラムルン草原です





馬は今観光乗馬用にしか使っていません



仔牛はお母さんといっしょ



暑いときはゲルのすそをたくし上げる
風邪が抜けて非常に涼しい





砂漠に来ました
バオトウから黄河を渡ったところにある響沙湾



最後の夜は四胡の名手の演奏を聴く
四胡はモンゴルの伝統楽器
これが漢民族に伝わり二胡になったのです



今朝の飛行機で皆さん帰国しました
無事着いたかな~
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修行中

2013-08-01 14:41:44 | 徳島の暮らし
午後2時半現在の室温 35度
我が家での今年最高



せめて涼しい映像を
昨日の文化の森です


2時50分
更に上がりました 36度



もう、あかん
我慢大会は中止してエアコンをつけます
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