大分のさだまさしファンの独り言

大分に住んでいるさだまさしさんのファンです。所有のアルバムなどを紹介しながら不定期に思い出などを書いていこうと思います。

夢供養

2008-01-23 01:01:01 | オリジナルアルバム

さださんのファンの中では、特に古いファンの中ではかなり支持の高いアルバムです。
正直、「やっと来たかよ」って思われてる方も多いと思います。

夢供養  (79.4.10)



1、唐八景 2、風の篝火 3、歳時記 4、パンプキン・パイとシナモン・ティー 5、まほろば 6、療養所 
7、春告鳥 8、立ち止まった素描画 9、空蝉 10、木根川橋 11、ひき潮

※上の画像の写真は当時のジャケット(復刻版含む)とは異なります。2003年にFOAレコードから出された「夢供養MEMORIAL 2Disk」です。上記のアルバムと別にアルバムの全曲をピアノで演奏したインストゥルメンタルCDが入っています。
昔はオリジナル版を持っていたのですが、処分してしまいましたので、今回の画像はこれに変えさせてもらいます。

79年と言うのはさださんにとってピークの年と言ってもいいかもしれません。
まずは、前年興した自主レーベル「Free Flight」レーベルからの初のシングル「天までとどけ」が1月に発売されます。そして、7月にはあの社会現象になった「関白宣言」が発売されます。10月にはあの名曲「親父の一番長い日」が発売されます。
つまりこの年に出したシングルは全てヒットしたと言うことです。
またレコード大賞金賞、紅白初出場と今とは違った形で盛り上がった1年でした。
そういった年に出されたのがこのアルバムでした。

高校時代に聴きまくっていたアルバムだったので今回久しぶりに聴いたのですが、やはりよく出来た、というよりさださんの魅力を存分に出しているアルバムだろうと思います。
たとえばさださん特有のほのぼのソング「パンプキンティーとシナモンティー」「木根川橋」から、重いテーマの「空蝉」「療養所」、飛梅系の歴史を感じさせる「まほろば」、アップテンポな「立ち止まった素描画」、最後を飾るにふさわしい今でも人気の高い「ひき潮」などなど、その幅の広さ、またそうであるにもかかわらずアルバムとしてのバランスを壊していない構成、編曲。
その全てが当時の時流にマッチしたのでしょう。

個人的な好みは前々作の風見鶏ですが、しかし、私の高校時代を彩った大切な1枚であることに変わりありません。

願わくば、今の若い方がこのアルバムを聴いて、どういう印象を持つかを聴いてみたいです。時代が変わることで同じ年代でも「求められる歌」が変わるのか?
そんな機会があることを実は本気で思っています。

最後はこの年の出来事を簡単に。
・東名日本坂トンネル事故(これは憶えてます。中1の夏休み前に誰かの車のラジオで知ったんです。玉突き事故で死者7人でした。)
・三菱銀行猟銃人質事件(これもTVの映像の記憶があります。最後に犯人は銃で撃たれてしまいました)
・東京サミット(先進国首脳会議が日本で行われました。当時は大平総理。その後の選挙で自民党は過半数は取ったものの敗北し、党内で責任問題が起こり、首班指名選挙で、自民党が2人の候補者で分裂する騒動になりました。いわゆる40日抗争です。今にはないエネルギーが政治にあったころです)
・官公庁不正続発(日本鉄道建設公団の不正経理を皮切りに、官庁、公団、自治体の不正問題が続々明るみに出ました。カラ出張、カラ会議、ヤミ賞与、ヤミ給与、ヤミ休暇など、出るわ出るわ、大蔵省をはじめ各省庁で約270億円の税金の無駄遣いが発覚しました。昔からそうであるのに、未だに返金したり、軽い処分で済ませるのが不思議です。昨年の社保庁、防衛省問題を見ていると、この人たちの金癖が直るはずがないと思うのですが:笑)
・流行歌は、おもいで酒、YOUNG MAN、魅せられて、いとしのエリー、舟歌、別れても好きな人、異邦人、大都会、贈る言葉など今でも歌われるヒット曲がたくさん出た年でした。そしてもちろんさださんの関白宣言も大ヒットしました!


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