大分のさだまさしファンの独り言

大分に住んでいるさだまさしさんのファンです。所有のアルバムなどを紹介しながら不定期に思い出などを書いていこうと思います。

Sada Pedia 28 予感

2014-02-03 23:23:59 | SADAPEDIA

急に頻度が上がったのはもうすぐ死ぬからでは、ないと思います。
一気に書かないと80年代のアルバムまで行きそうにないですから。
確定申告もありますし。

さて今回のアルバムはこちらです。

予感   (2010.6.9)


1、片恋  2、その橋を渡る時  3、何もなかった  4、つくだ煮の小魚  5、思い出暮らし  6、冬薔薇(ふゆそうび) 7、 私は犬に叱られた 8、 茨にもきっと花咲く  9、静夜思(せいやし)  10、予感

①ヒット:C
シングル曲があり、ヒットしていればA、していなければB(ただしほぼ知名度なしならC)、シングル無しならC

②コミカル:C
関白宣言、関白失脚、雨やどり、私は犬になりたいなどのコミカル系があるか?
③国風:C
飛梅、まほろば、修二会などの日本の文化、建造物などの曲があるか?
④恋愛ソング:A’
いわゆる恋愛ソングが多いかどうか?ちなみにさださんの場合皆無のアルバムは無いです。
⑤社会性:B
前夜、空き缶と白鷺、遥かなるクリスマスなどの社会的な曲があるか?またその程度により分類

アルバム紹介でも書きましたが、今回のアルバムは非常に尺が短い。よってコンパクトなつくりですが、出だしの「片恋」と終わりの「予感」がおそらくアルバムテーマの、もっと言えばジャケットテーマの曲。この二曲のためにこのアルバムがあると言っても良い。よってこの二曲は手放しで素晴らしい出来上がりになっている。ギターのサウンドとほのかな恋心や期待感がものすごく出ています。
この二曲に挟まれる形で例えば「その橋を渡る時」や「私は犬に叱られた」などのようなスリリングなアレンジや「何もなかった」のようにアレンジは大人しいものの、内容がかなりヘヴィーなもの、さらには井伏鱒二さんの詩に曲をつけた「つくだ煮の小魚」などのように振れ幅はかなり大きい。

しかしやはりこのアルバムは最初と最後で完成している。それほど出来が素晴らしい。逆に考えればそれ以外の曲のイメージが弱い感じもする。
特に「何もなかった」などは日本人への警鐘と言う意味では「前夜」や「遥かなるクリスマス」に肩を並べるほどだと思うが、(アレンジのせいもあるいのかもしれないが)少しかすんでしまった気もする。是非「何もなかった」は聴いてほしい曲なのだけれども。

ちなみに前作のアルバムの中の「一期一会」のように個人的ヒット作は「思い出暮らし」です。最近私はしょっちゅう「高校大学時代」ばかり回顧している戒めでもある(苦笑)。ただアップテンポで非常に軽くて説教臭くないのが手柄とも言える。

「茨にもきっと花咲く」は「つゆのあとさき」や「地平線」あるいは「道の途中で」のように旅立つ人を送る歌ですがそららと比較することは難しいかもしれません。

総じてまずまずのアルバムと言えます(偉そうだ、ごめん)。とにかく最初と最後の曲だけは死ぬまでには聴いてほしい。かなりの人たちの「いつかの自分」が発見できると思います。

では、いつものランキング

1位「風見鶏」
2位「夢ばかりみていた」
3位「夢の吹く頃」
4位「ADVANTAGE」
5位「夢回帰線Ⅱ」
6位「私花集」
7位「風待ち通りの人々」
8位「自分症候群」
9位「おもひで泥棒」
10位「あの頃について」


やはり変わらずといった感じです。

では、また!