四つ葉のクローバーを探して

毎日過ごす時の中で、ちっちゃなHappyや大切な何かを。四葉のクローバーを探すように見つけていけたらいいな。

『名もなき毒』

2008-08-14 | My Library
初宮部みゆき
ついにデビューです。
makikoさんに貸してもらいました。
makikoさんもはまったといってた1冊!
あたしもどっぷりはまりました。
(読みまくっていたのでボスにも怒られるほど)

前にもちらっと書いたかもしれないけど、ミステリー系ってあまり好まず。
自分からすすんで手にすることはなく。
今回もmakikoさんにすすめられなければ読まなかったかもしれない本。
本との出会いも運命に近いものがあるのかもしれないです。

さて。
宮部みゆきさん・・・。
すっごい人ですね。
文章の展開とか進め方とか、すっごい心地よい。
次は? 次は?・・・って。
ただの殺人事件ではなくて、かなり広い視野で、深さで描いてて。
本当は思ったらいけないんだろうけど・・・
ここまで複雑な事情があったら殺人っていう行為に及んでも仕方ないんじゃないかなって。
そこまで思わせようとしたのかどうかはわからないけど。
そのくらい、深いとこまで描きこまれてました。

・・・「毒」
怖いですな。
人間が持ってる「毒」。
「毒」を持ってない人なんていないと思うし。
だけどもしかしたら、悪い「毒」だけじゃないかもしれない。
人はいい「毒」も持ってるかもしれないなぁって。
そんなことも漠然と思わせてくれる作品でした。
だけど、「毒」って悪いイメージしかないけどね

makikoさん、読み応えありました。
ありがとぉ
確かに・・・前向きなれる終わり方。
どうしてだろ?
なんだか不思議でした・・・。