そういえば映画化されてたっけ・・・だいぶ前に購入してようやく読みました。なぜか短編集だと思いこんでいたあたし。読んでみてびっくりでした。とある家族のひとりひとりの物語。しかも光と影がしっかり描かれてます。なんだろ・・・なんかある意味、犯罪チックというか。誰がきっかけで事件を起こして・・・っていうのは特定できないけど、昔から脈々と続いてるものなのかも。いろんな想いを隠しながら、抱えながら、それでも日常は続いてて、人は生きてて、家族としての時間は積み上げられてって。「普通の家族」にも起こる、「普通の家族」だから起こる?? 我が家にも・・・・
角田さんはすごい人だ・・・と改めて思いました。
ここまで家族の光と影を描けてしまうなんて。
でもでもでも。
「家族」とはいえひとりひとりは「他人」。
支えてくれるのも「家族」だけど・・・・。
いえないこともまた抱えてるんだろうなぁ。
“隠しごとはなし!”がモットーの家族だけど、
だから余計に、そんなことはないだろう・・・みたいな(笑)
誰が何のきっかけでってわけではないけど。
なんとなく犯罪チックな感じがしました。
ママがしてきたことや考えてきたことがあって。
でもそのきっかけはおばあちゃんがしてきたことや考えてきたこともどこかでリンクしてたり。
結局、だから「家族」なのかもしれないな。
ひとりひとりにスポットをあてて、主役にしてるので。
短編集にも思えるけど。
やっぱり脈々と流れてる「家族」の絆みたいなものをどことなく感じちゃったり。
京橋家・・・。
幸せになれるかなぁ。
きっと幸せなハズ・・・。
なぜかというと、どこにでもいる普通の家族だと思うので。