ゆう’sful LIFE

感染予防と看護について考えたことや勉強したことを綴っています。

認定看護師:腹を決めてから目指すべし

2016年08月02日 | Weblog
昨日は某学校の感染管理認定看護師教育課程の講義でした。
サーベイランス演習のGW発表会で、デモデータを使用して分析した結果と新しい対策の提案についてプレゼンをするのですが、学生さんは結構てこずっていました。。。

ガイドラインで推奨されている対策だから…だけで提案がするっと通ったら、こんなに楽なことはありません。

自施設での費用対効果の検証結果や、研究結果による根拠に基づいて提案しないと難しいことの方が多いでしょう。
そういうことを学び、身に付けるために進学しているのですから、演習で完璧にできなくたって、学習の過程でできるようになっていければいいんだと思います・

認定コースの研修は予定がタイトで、試験やレポート、実習前の計画作成など、だんだん追い込まれていくんですが、大多数のCNICがそれを乗り越えて資格を取得しているのですから、なんとかなるはずですよね。
でも、学生さんの中には悲壮感の漂い方が半端ない人、そんな無理ですって言って少し逆切れ気味の人が結構いて、大丈夫かな…と心配になりました。
結局、卒業してひとりになってからもやらないといけないことで、臨床に戻ってからの方がずっとずっとスケジュール的には大変なんですよ。
学校で甘くして楽に卒業できたとしても、最終的にできなければ認定試験にも合格しないでしょうし、臨床に戻ってからは使えないICNだと言われかねないのです。
こういうのはクラスの風土というか、雰囲気に影響されるものだと思いますが、個人的にはあんまりよくは感じませんでした。

学校に来た時点でこれを生業として選択しているのですから、覚悟を決めてもらうしかないな…(ーー;) と思いながら、先生って大変だな---と思った次第です。

自分は本当にICNになるのか、腹はすわっているのか、今一度自分自身に問いただすことが必要なのかもしれません。