「翁の“ガハハ”な山家の暮らし」=放念な日々のエピソード

山に囲まれた小さな盆地、その山家で季節と向き合い、愉快な仲間と戯れながら、我が道を行く翁の小さなドラマ(放念の翁)

◆小さな非日常だが◆   3761

2017-09-08 16:14:30 | 日記

う、翁さん、今日は奧さんがディサービスかね?、ええ、一人で日帰り温泉に行ってくる?、奧さんの体調でもう温泉旅行は無理のようだな。温泉に付き合いたいが生憎予定があって、ハハハハ。昨日婆さんが翁さんから新調した草払い機の話を聞いてきて、もう買う気だよ。顔なじみの建材金物店でだね、機種を教えて貰い買ってくるわ。店に行ったら社長に「翁さんから聞いた」と言えば、いくらか安くなるかな、ギャハハハ』

 『んちわ、茂さん。息子と生け垣の剪定作業をしていたら初子さんが通って、話したら直ぐにでも買いたい雰囲気で、軽量だし初子さんが使うのなら買った方がいいな、ファハハハ。年に4回は剪定の残渣が山積みで、枯らして焼却だわ。俺の名前を言えば、気持安くなるかもな。値段よりも、ホームセンターで買うと、メンテナンスには1週間だが、あの店ならその場でメンテをして貰えるわ』

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 『さんは剪定や草刈は作業と言うよりもレクリエーションのようだから、適当に楽しんでいるようで、ファハハハ。でなくては、奧さんの通院や介護だけでも年齢的にハードだもの、本気印でやったら体がもたないよ。今日は農産物販売所の運営委員会だそうで、農協の理事をやっているので、顔出しはしないと。これと言った特産品はなく、半数は仕入れだし、米も他の生産地の持ち込みだからね、ハハハハ』

 『さんの介護には俺の健康を維持しないと、そんな思いで体を動かしているつもりで、まあバテない程度にね、ハハハハ。この近辺の野菜の栽培は土壌が適していないようで、農産物販売所も体の良い八百屋だろうかな。・・・・日帰り温泉はいつも同じで、木造建築で森の中の落ち着いた雰囲気、お湯もこの周辺地域では最も温泉らしい湯でね、何よりもうどんが美味しいわ。じゃ行って来ますよ』

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  あとがき==こんな辺地になってしまったが、物は考えようで、自然の中で体を動かす、愉快な仲間とね、ガハハハ==放念の翁