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【ゲーム雑記】Fate/Grand Order 図鑑#94:アストルフォ

2017年06月10日 00時02分34秒 | FGO
【簡単な略歴とか】
初出は『Fate/Apocrypha』。
黒の陣営のライダーとして呼び出された。マスターは黒魔術師のセレニケ・アイスコル・ユグドミレニア。
アストルフォはシャルルマーニュ十二勇士の一人に数えられるれっきとした英霊であるが「理性が蒸発している」という伝承を持ち、実際に貴重な戦力であるホムンクルスの脱走を幇助したりサーヴァントの真名をうっかりしゃべったり、女装してジークフリートと一緒に寝たり、自分の宝具の真名を忘れていたりととにかくひどい。ちなみに召喚の触媒になったのは液体が入っていた跡があるビンなのだが、これはアストルフォの理性がかつて入っていたもの。戦士としても自他ともに弱いと認めており、バーサーカーと二人がかりでモードレッドに挑んでもまったく歯が立たなかった(モードレッドの能力が破格ということもあるが)。

理性が蒸発している、という点ではマスターのセレニケも似ているのだが、彼女の場合は性癖が特殊過ぎ、聖杯大戦の最中にも関わらずアストルフォを男娼のように扱ったり、使用人のホムンクルスに「魔術師ですら軽蔑する」ような所業を働いたりしていた。しかも赤の陣営を倒した暁には令呪を使ってアストルフォを自分の慰み者にしようと本気で考えていたのだが、アストルフォの方はセレニケに見向きもしないばかりかジークと親密になっていたため、ついには令呪を使ってジークの殺害を命じた。が、必死になってアストルフォが令呪に耐え、懇願する姿をみて快感を感じていたところ、たまたま現れたモードレッドに首を切られた。
マスターを失ったアストルフォはジークと契約を結び、文字通り寝食をともにするようになる。ちなみに常に女装をしている点と、ステータスが落書きによりルーラーですら見れなくなっているためジャンヌは女性と勘違いしており、風呂上がりのアストルフォの全裸をみてショックを受けた。ただし、そのあともジャンヌの恋敵的なポジションであり、本作におけるヒロインの一人ともいえる。

物語的にも非常に重要な役割を担っており、序盤で自分が脱走させたホムンクルス(後のジーク)が、追ってきたゴルドに殺された時、それを見過ごしたジークフリートに、英雄としての矜持を問うたため、ジークフリートは自分の心臓をホムンクルスに与えてまさかの最初の脱落者となってしまった。その後ミレニア城に帰還して自分のやったことを悪びれずに話したため、罰として牢屋で壁に杭打ちにされる。

赤の陣営の本拠地である空中庭園での最終決戦では、庭園を守護するAランクを上回る威力の魔術攻撃を宝具『破却宣言』によって無効化し、カルナの攻撃を宝具『この世ならざる玄馬』でかわして庭園に乗り込むことに成功。そしてカルナとジークの戦いにおいてアキレウスから譲り受けた宝具『蒼天囲みし小世界』を使ってアシストし、勝利に貢献。
マスターであるジークが世界の裏側に行ったあとも現界を続け、放浪の旅にでる。


【クラススキル】
対魔力:A
騎乗 :A+

【保有スキル】
単独行動:B  ※『FGO』ではクラススキル扱い
怪力  :C-  ※『FGO』では1ターン、自身の攻撃力アップ
理性蒸発:D→D+ ※『FGO』ではスター獲得、スター発生率、クリティカル威力アップの3つが5ターンの間確率(約2/3)で発生、NPアップ(確定)

【宝具】
◆触れれば転倒!(トラップ・オブ・アルガリア)
 ランク:D
 種別:対人宝具
元々はアルガリアという騎士の馬上槍。殺傷能力はたいしたことない槍だが、触れた相手の足を霊体化させて転倒させる。モードレッドとの戦いにおいては彼女のスキル直感によって危険視されたためまったくあてることができなかったが、アヴィケブロンの宝具である巨大ゴーレム・王冠・叡智の光(ゴーレム・ケテルマルクト)の討伐に貢献した。『FGO』では敵単体へ確率でスタン付与するスキル扱い。実はライダーとして限界するには馬上槍を持つ者という条件があるらしいのだが、ようやくその条件を満たしたのがアストルフォ。

◆破却宣言(キャッサー・デ・ロジェスティラ)
 ランク:C
 種別:対人宝具
かつてロジェスティラという魔女から譲り受けたあらゆる魔術を破る術が書かれた魔導書で、持っているだけでAランク以下の魔術を無効化。真名を解放すればAランク以上の魔術すらも無効化する。が、当初アストルフォはこの真名を忘れており、魔術万能攻略書(ルナ・ブレイクマニュアル)と呼んでいた。しかし空中庭園を攻略するために真名解放の必要に迫られ、理性がもどる新月の時を狙った。『FGO』では未実装だが魔力ランクに一応反映されている。

◆この世ならざる幻馬(ヒポグリフ)
 ランク:B+→B++
 種別:対軍宝具
上半身がグリフォンで下半身が馬という幻獣。真の能力はあらゆる攻撃を避ける次元跳躍で、カルナの激しい攻撃をかわし続けた。ただしこの次元跳躍は魔力の負担が非常に高い。突進による破壊能力も高く、『FGO』ではこれが宝具となっており、次元跳躍は3回回避付与という形で実装されている。
FGOでは防御無視のQuick全体攻撃&3回の回避付与&スター獲得。OCで獲得するスターの量がアップ

◆恐慌呼び起こせし魔笛(ラ・ブラック・ルナ)
 ランク:C
 種別:対軍宝具
超強力な魔音をだす笛。雑兵相手には十分な威力だがさすがにサーヴァントには効果が低い。


【ゲーム内の能力】
宝具はどれも一級品だがゲーム的に宝具は1つのため、☆4ライダーとしての能力は下位。3つあるスキルを見ると、攻撃力UP、スタン、確率によりスター獲得+スター発生UP+クリティカルUPと、自己完結できるような構成。また、ライダーで唯一Quickを3枚もっており、スター大量生産からのクリティカル攻撃スタイルを狙いたくなるが、実はスター生産能力は高くないため、スター生産は他のサーヴァントに負担してもらいたい。スター集中はライダーの特性で非常に高く、スキル「理性蒸発」も併用でさらに高められるので、スター生産要員のアサシン2体と組ませてクリティカル要員にもっていけば一応光る。ただ、それでもクリティカル威力アップの礼装がないと物足りないだろうが。

正直なところ☆3ライダーのメドゥーサやアレキサンダー、牛若丸などの方が評価は高く、宝具Lv上げも容易。おまけにスキル上げ素材のハードルも若干低いというアドバンテージもある。それに☆4ライダーにはサンタオルタという(イベント限定配布だが)非常に強力なサーヴァントもいるため、アストルフォを育てても活躍させる機会は少ないだろうと思われる。なので育成は他のライダーを育て切った後で。

が、唐突に実装された幕間の物語で「理性蒸発」のターン効果が5ターンに増えたうえ、NP獲得が加わった。スキルLv10にすれば50%チャージできるため、礼装次第では即宝具発動が可能になるため、これまで弱点だった宝具の打ちづらさが解消された。そんなわけで★4ライダーの中でもトップクラスの使い出に化けたといえる。
とはいえNPチャージ効率が悪いという欠点が治っているわけではないので、宝具効果の回避を活かして長期戦に登用するならNP補助できるサポートがいた方がよい。どちらかというと宝具を放って即退場させる運用の方が現実的か。





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