南会津生活記

南会津での日々の〝ひとコマ〟をご紹介しています。
by s-k-y (presented by taito)

2008秋尾瀬 その5(星の舞)

2008年10月28日 06時24分52秒 | 尾瀬国立公園
夕方から空を覆っていた雲が晴れ、東の空にようやく星たちが姿を現しました。





これから長いバルブ撮影へ
と思ったのもつかの間
あっという間に霧に包まれてしまい、星たちが流れ星のような軌跡を描きつつフェードアウト





西の空でも星たちが舞い始めたと思ったのもつかの間、またまた霧の中へ

しかも、真っ暗な中、燧ヶ岳をフレームに入れるのにひと苦労
結局、頂上付近をちょっとしか入れられなかった




霧が晴れるまでの間、星明りも無い尾瀬沼の畔でただひとり。
闇の中では何者かが動き回り、どこからともなく鹿の鳴き声がこだまし、
ざわついていた湖畔が急に静まり返り、また誰からともなくざわめき始め。。。
そんな霧と闇への恐怖から避難する事2回
それでもまたここに佇んだのでした。




そして、星が出ては撮影開始!でも、すぐに霧の中へ
そんな繰り返しの夜。
東の空が明るくなりだして、今回の星空撮影はあっけなく終了~

ライトを手にしたハイカーたちがひとり、またひとりと通り過ぎていきます。
孤独から開放されたようでホット一息。でもちょっと残念!




日の出前の空の移り変りを撮ろうと思ったものの、朝にかけてますます霧が濃くなるばかり。「この後、霧は晴れるんだろうか?」そんな不安と諦めモードが疲れた体を更に重くするのでした。。。

写真では明るく見えますが、周囲はまだまだ暗い日の出前なのです。




2008秋尾瀬 

1日目  
 その1(沼山峠)  その2(大江湿原)  その3(尾瀬沼の畔で) 
 その4(尾瀬沼の夕暮れ)  その5(星の舞)

2日目 
 その6(夜明け)  その7(沼尻へ)  その8(見晴へ)
 その9(尾瀬ヶ原)  その10(燧裏林道)

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4 コメント

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Unknown (OM1ユーザー)
2008-10-28 22:34:48
よく一人で撮影されましたね。

その執念に感服致しました。
こんな時は一緒に写真撮る仲間が欲しい所ですね。

私は2枚目のオリオン座の写っている写真が好きです。
この夜は徹夜だったのでしょうか。
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OM1ユーザーさんへ (s-k-y)
2008-10-29 06:30:54
闇と孤独との戦いの反面、大自然の中に身を置くことができた優越感(自己満足)もあり、それに仲間に迷惑をかけずに済むし等など。。。様々な思いから、ついつい単独行が多くなります。
でもいつまでも若くはないし、もしもの時のことを考えると単独行は改めないとな~と思っています。

この夜はホントに残念でした。
晴れては霧、晴れては霧の繰り返しで、10分バルブもおぼつかない状況
唯一、燧ヶ岳と北極星を納めた写真がフィルムで一枚。これは大伸ばしプリントしてみようと思ってます。機会があったらご紹介しますね!

泊りの時はいつも徹夜です。実はビバークでもいいくらいなのですが、もしもの時のことを考えて、避難場所として山小屋を予約しています。
夕から夜、夜から朝のグラデーションを体感した身としては寝てる暇が無いというのが正直なところ
OM1ユーザーさんも、ですよね

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がんばるなー! (huinotou2001haru)
2008-10-31 21:32:47
単独登坂も大変なのに
徹夜の山中星座撮影
大変でしたねー。

その、根性とパワーに
です。またもー

奥さん、楽なのか、大変なのか?
聞いてみたい。
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huinotou2001haruさんへ (s-k-y)
2008-11-03 16:01:31
根性と言うか、貧乏性と言うか、
ひととおり見ておかないと気がすまないので、割り切って徹夜してます。
こういう撮影行をすると、日頃のストレスや邪念は消えてなくなります。というか、それどころじゃありませんから

妻は楽だと思いますよ!それに、ボクはこの後数日はご機嫌の日々が続くので・・・
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