磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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決定版 N・ヒクメット詩集 死んだ少女

2007年10月07日 | 読書日記など
『決定版 N・ヒクメット詩集 死んだ少女』
   N・ヒクメット(作)/峯俊夫(訳)/國文社1958年、1959年重版

「死んだ少女」は日本の歌手たちも、歌っています。でも、タイトルは少しちがって「死んだ女の子」となっていますが……。翻訳の差だと思います。女の子の方がぴったりとボクはきます……。言葉には時代や地方によっても、感じが違うものでもあるかもしれないと思いつつ……。



「死んだ少女」
「雲が人間を殺さないように」
「日本の漁夫」
 核兵器の被害をうけた人たちを歌っています。

「日本の漁夫」の場合……。
これは現実と違うことが書かれてあるとボクは思います。
差別につながらないようにと思います。下「」引用。

「「日本の漁夫

漁夫は 若く 勇ましかった
漁夫は 海で 雲に殺された
黄色い夕 灯台に灯がともり……
かれらの仲間が うたってくれた歌

おれたたちは魚をとった 食べれば死ぬという
おれたちに ふれる人たちは死ぬだろう
黒い柩 おれたちの船
船に乗るものは 死ぬだろう

-略-」


「アテメッドへ」
「船は朝鮮へ行く」
「二三セントの兵士」
 朝鮮戦争に関するもの。

ナジム・ヒクメットは1902年、トルコのサロニカに生まれ。
南鮮側に立って従軍したトルコ軍隊……。


今、イラクやアフガンのことをうたっている詩人はいるのでしょうか?










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