磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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官製貧困社会-自治体の困惑と市民の困窮-

2009年06月17日 | 読書日記など
『官製貧困社会-自治体の困惑と市民の困窮-』
   布施哲也・著/七つ森書館2009年

帯に書かれてあります。下「」引用。

「『官製ワーキングプア』に続く
「官製三部作」の第2弾!
現職の熱血市議が豊富な経験で緻密に分析する。
地方自治体を破壊するのは大企業と国家官僚だ」



表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。

「もうやめましょう。
おなじ仕事をしながら雇用の条件が違うということだけで、賃金が三分の一や五分の1ということは、民主主義社会であるならば、容認できるものではありません。非正規という雇用形態に固執するのなら、それもいいでしょう。それならば、非正規労働者の賃金を引き上げることてず。自治体に限れば、まず非正規職員への手当支給です。現に、期末手当などを支給して、待遇改善をしている例があります。条例にはっきりと定めれば、裁判所も総務省も、止めさせることはできません。」

「ホームレスの実数すら把握できていない」
--治安の問題もこれではクリアーできていないだろう……。

エリート層……。下「」引用。

「現場の第一線記者には、政府と一体化した自社の論調に不満を抱く者もいたが、力とはならなかった。官僚も政治家も、そしてマスコミ人も、みんな日本社会のエリート層か、準エリート層に属している。庶民の視点に立つことは、かなり限定されたものとなる。マスコミに、ないものねだりをしても仕方がない。」


しかし、動かしているのは、もっぱら偉い人たちでしょうけど……。

ないものねだりですませるなんて、それでは、幇助といわれても仕方がないのでは?

介護地獄……。下「」引用。

「なかなか介護地獄から解放されない。「在宅殺人」の記事が、このことを教えてくれる。」

保険あって介護なしなら、以前よりひどいのでは?

利益を得るバス会社、ミニ・バスで。下「」引用。

「各自治体は、バス会社が求めるだけの補助金を支出する。そのため、運行事業がいくら赤字になろうとも、バス会社は、必ず利益が出ることになる。例外はあるだろうか。」

公立病院改革ガイドライン」……。下「」引用。

「総務省は二○○七年末、「公立病院改革ガイドライン」を公表した。そして、このガイドラインに沿い、各自治体に公立病因の再編計画を策定するよう求める。その主旨は、病院の医療行為ではなく、経営を優先させるもので、公立の悪い公立病院は縮小・廃止しろというものだ。盛んに報道される銚子市立病院の廃止も、そのひとつということになる。このガイドラインが単なる官僚の考えで、その考えを明らかにしたにすぎないのなら、目くじらら立てる必要はない。でも、これが強制を伴うものとなるから始末に負えない。地方自治の自治は名前だけになる。」

被害者づらする地方自治体関係者……。下「」引用。

「今や地方自治体に自治は許されない。痴呆交付税や補助金という人質があるためだ。」

金が人質?
--これで困っている市民などのことは棚上げ?

やることやっているならば、被害者づらできるだろうが、戦中の大手マスコミと同様、被害者づらはできないだろう……。もちろん、今も原発のことでも癒着している。

「大企業ばかりが受注するPFI

「2 貧困を招く民間委託」下「」引用。

「それが、ワーカーズコープという名を冠していても、民間委託先の株式会社とどう違うのかは、よく理解できないでいる。」









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