磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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ポプラ・ノンフィクション35 チロの星まつり-イヌの天文台長-

2009年03月30日 | 読書日記など
『ポプラ・ノンフィクション35 チロの星まつり-イヌの天文台長-』
   藤井旭・著/ポプラ社1988年

タイトルのとおり天文好きの人が書かれた本です。
--天文観察をしているときに、原爆の話題がでてきます……。



表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。

「『星になったチロ』『チロと星空』につづく、三番目のこのチロ物語りは、あちこちでかけるのが大好きだった“おでかけ犬(けん)”チロが、その星仲間たちと体験したさまざまなお話をまとめたものです。
 なにしろ、いっしょにみた夢のことですから時間や空間をとびこえて語り口がちょっぴりヘンなのはしかたありません。でも、これは、ぜんぶほんとうにあったお話なのです。」

南極老人星(カノープス)というのがあるらしい……。下「」引用。

「その南極星カノープスが、南の地平線すれすれ姿をあらわようになるのは、秋のおわりからま冬にかけてのころで、天文不安たちはそのご利益にあずかろうと、みごろの季節がやってくると、カノープス見物に大ハッスルすることになるわけです。」

白川司天台……。下「」引用。

「チロの案内で、白川司天台(しらかわしてんだい)とよばれた、小峰城を見学中の人たちは、チロ天文台十周年のお祝いパーティにかけつけてくれた、全国各地の天文ファンたちです。」

停止流星というのがピカッと光ったという……。下「」引用。

「停止流星というのは、わたしたちのいる方向にむかってとんでくる。流れ星のことです。つまり、真正面からむかって
くるようにみえるため、ふつうの流れ星のように、夜空をサッと横ぎってながれることはなく、文字どおり星空の一点でピカッと光ってみえるだけなのです。-略-」

その天文観察をしていた一人に島津さんがいた。島津さんは原爆について語り始めた。下「」引用。

「……でも、おかげで、ずっと昔、子どものころに、もっとすごい閃光をみたときのことを思いだしましたよ。それも昼間にですよ……。」

それは、美しい光だったという……。下「」引用。

「「……その美しい光の走った方向に、広島の町があったのです……。この世のものとは思えないほど美しかったその一瞬の閃光の中で、この世のものとは思えない悲しいできごとがくりひろげられていたなんて、子どものわたしには思いもよらなかったことでした。」
 島津少年が目撃したその閃光こそ、その後、地球に住むすべての生き物たちをいつまでも苦しめることになる、あの原爆が広島の町でさく裂した瞬間だったのです。」








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