龍馬のピストル

『龍馬のピストル』
　　　松田十刻・著/ＰＨＰ研究所2008年

どこまで事実かどうか、ボクにはわからなかった……。
－－しかし、龍馬が大きなことをやったのはピストルではないだろう……。
これも小説だという。



帯に書かれてあります。下「」引用。
「龍馬愛用の短銃「スミス＆ウェッソン」。
その数奇な“運命”をめぐって展開する人間群像の変転を見事に描いた力作長篇小説！」

ピストルを三陸海岸で発見した石川啄木……。事実なのだろうか？

ピストルだけに限らず書かれてある……。

高杉晋作からもらったが上海で買ったものではないだろうと著者。下「」引用。
「高杉が上海を訪れたときか、アメリカ本国では南北戦争の真っ只中にあり、モデル2は北軍、南軍とも喉から手が出るほど欲しがっていたものである。それが、はたしてアメリカで売り出された翌年に上海で売られていたかどうかとなると、ちよっとそうとは考えにくい。売られていたとしても、相当の高値だったはずである。－略－
　最新式のモデル2は武器調達に便宜をはかってくれた龍馬への御礼として、渡されたものであり、手にしてからそれほど日数が経っていなかったと考えるのが自然である。」

検索してみると、龍馬のピストルは一梃だけではなかったようだ。古いのは高杉からではというこの本の著者……。そうだったら、寺田屋で使ったのは、高杉から贈られたものではなくなる……。

しかし、相手は高杉で、凡人ではないから、手に入れたとも考えられるのでは……。他の本であるが、当時は中国では太平天国の乱もあり高杉は遭遇しているらしい。武器商人にとっては、まさに売り時でもあったろう……。
それに、高杉が長州の武器購入のために送った大村も武器の目利きだったという……。

ある人は、高杉は龍馬のことを評価していないので、龍馬のこと書き残していないというが、上海からの買ってきた二梃のうち最新式を龍馬に贈っていたとしたら、龍馬を大切に思っていたとしか思えないだろう……。

ピストルのことは下の本にも少しだけ書かれてある……。

坂本竜馬伝－幕末を駆け抜けた英傑の生涯

戊辰戦争の波は蝦夷地にも……。高松太郎は、蝦夷地開発をしていた……。
－－龍馬の形見を取り出した太郎……。
スミス＆ウェッソン社製のモデル1・1／2ファースト・イッシュー。


坂本龍馬－維新前夜の群像　２－

天翔る龍　坂本龍馬伝





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