磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

星空のオルゴール17 Us And Them すでに壁が存在している

2012年01月20日 | 短編など
星空のオルゴール16 Pigs on the Wing (Part Two)の続き。

星空のオルゴール17
Us And Them
すでに壁が存在している


はたして、アルバム『狂気』は
イージーリスニングなのだろうか?

どうも、そうとは言えない気がする。

ここに、もう壁が存在している。

私たちと、彼らという……。

たしかに、『狂気』の延長線上に、
『the WALL』がある……。

だけど、ピンク・フロイドは、
まだ追い込まれていない……。

景色を表現したような曲かもしれない。
それなら、本当に考えたわけではないのでは?




Us And Them【訳詞】

この『狂気』の後の
アルバム『アニマルズ』では、
わたしたちのなかにも、
豚や犬がいた……。

わたしたちなんて、
思えるうちは、
世の中が見えていないのかもしれない。

イラクに送られた
民間の兵士たちは、
戦争で死んでも、
戦死者の数には入れられていないという……。

このアルバムが出てから時代もかわった。
戦争じたいも、さらに非人間的になっている。

それが新自由主義という、
自由とは無関係の、
教養ある野蛮人たちが、
ガンのようにはびこった世界……。

そいつらも、推進した原発。
そのために、ガンの死者がふえる。

こいつらも、また、
いんちきなカウントばかりする……。

この世界は実験室ではない。
実験室の過程を証拠にする。
奇妙な論理を展開する。

発がん性物質など、
山ほどある……。
科学化合物があふれる社会。
事故が起きなくても、
放射能の影響もある……。

ガンは強められ……。
因果関係は不明というが、
平均寿命は、ロシアやウクライナのように
短くなることだろう……。

因果関係不明……。
無責任でいられるための、
魔法の言葉……。

私たちなんて、彼らにはない……。

この曲の美しいピアノの調べ……。

--ピンフロの音は
デイヴィッド・ギルモアという人がいる。

ボクはリチャード・ライトが、
ピンフロらしい音に思える……。

リチャード・ライトのいない
ピンフロには
ピンフロらしい艶がない……。




この宇宙にも歴史があるなんて、
そんな壮大な思いを残していってくれた……。

そして、どこかに理解しあえる
宇宙人か、宇宙象がいたら、
どんなに楽しいことだろう……。

このひろい宇宙には……。







星空のオルゴール18 C'est La Vie マトリョーシカ人形




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。