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持丸長者-日本を動かした怪物たち-幕末・維新篇

2010年05月05日 | 読書日記など
『持丸長者-日本を動かした怪物たち-幕末・維新篇』
   広瀬隆・著/ダイヤモンド社2007年

持丸長者……。下「」引用。

「人びとは金のことを、その丸い形から丸と呼び、
人さし指と親指で○をつくって符牒とした。
百年の星霜が流れ去って使われなくなったが、かつては、
大金持を「持丸長者(もちまるちょうじゃ)」と呼び習わした。-略-」



岩崎弥太郎が一位 明治41年。

もくじ

井上馨など政治家の名がある……。下「」引用。

「最も気がかりな謎は、維新政府を動かした長州藩の井上馨と山縣有朋の二人が、実業家でもないのに、なぜこれほどの資産家なのか、という疑念である。司法卿・江藤新平が長州藩閥政治の金権腐敗を憎んで、この二人の犯罪を厳しく追究しながら、政府内で孤立して佐賀の乱を起こし、斬罪(ざんざい)に書せられて晒首(さらしくび)となった理由が見えるようだ。薩摩藩の松方正義も実業家ではない。」

満州事変後。下「」引用。

「さて、満州事変の二年後、昭和八年(一九三三年)まで至ると、三○○万円以上の資産家だけで六○○人を超える。資産五○○○万円以上の大富豪全員を記すと、次の通りである。-略-」

そのリストでは財閥の激増。下「」引用。

「見た通り、財閥の占める割合が激増している。一方で、越後の石油王や、銀座服部時計店の服部金太郎、甲州財閥の根津嘉一郎らのほか、海運財閥から出た辰馬家と板谷宮吉らの台頭もめずらしい。-略-」

坂本龍馬の名があった……。下「」引用。

「「京狩野家九代目」狩野永岳(永嶽)の弟子が、アメリカを渡って土佐に帰国した漂流民ジョン万次郎からアメリカ事情を聞き取り、藩主の山内家に挿絵をもって報告した河田小龍である。小龍がいなければ、幕末の坂本龍馬も後藤象二郎も出なかった。」

そうなんでしょうか? ぼくにはよくわからないことです。

清酒発明の鴻池。下「」引用。

「清酒発明者となつた鴻池新六の息子・新九郎が、初代の鴻池善右衛門を名乗って、大阪で海運に従事したのだが、家康がこの世を去って八年後の寛永元年(一六二四年)、大阪~江戸の輸送貿易に革命が起こった。-略-」

吉田東洋と河田小龍。下「」引用。

「-略-さらに土佐に帰郷後も、幽閉される身となった。だが土佐藩参政として実権者だった吉田東洋は、この帰郷者の存在を重く見て、船役人の河田小龍を呼ぶと、アメリカ事情について万次郎からくわしく聞き取りするよう命じた。」

才谷屋(本家)と坂本家(分家)は別では?……。下「」引用。

「龍馬の生家である才谷屋の坂本家は、土佐三富商の一つと称された高知の豪商であった。-略-」

三井財閥……。下「」引用。

「幕末の三井は、複雑な立場に置かれた。勘定奉行・小栗上野介から軍費をまかなう莫大な資金の上納を命じられ、江戸三井両替店が破綻の危機に直面した。-略-
 ここから動きだしたのが三井の新政府戦略であった。口から大言壮語を吐くばかりで、間の抜けた新政府に財務を分る者がいないことを見抜いた三野村には、赤子の手をひねるようなものだ。たっぷり金を貢いでおけば、新政府の金庫はそっくりいただけることが分かっていた。-略-」

住友財閥。下「」引用。

「日本の財閥のうち、最も古い商業歴を持つのが、貴金属の生産者・販売商として財をなした住友家である。-略-」








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