磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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平和を拓く 安斎育郎教授退職記念論集

2008年03月05日 | 読書日記など
『平和を拓く 安斎育郎教授退職記念論集』
   安斎育郎教授退職記念論集・編/かもがわ出版2006年

安斎育郎教授の退官記念の論文集……。といっても、安斎育郎さんじゃない人がたくさん書かれています。




帯に書かれあります。下「」引用。

「平和創造の道に終わりはない
 本書は、安斎育郎教授(立命館大学国際平和ミュージアム館長)の定年退職を記念した論文集である。安斎平和学は、各人自らの主体性を存分に発揮することによってひろく社会と関わり、その中で自己実現を図る点にこそ「平和」の実現があり、またそのためには合理的思考が大事である、とのメッセージを発している。「平和」への道のりはなお遠いが、本書を読まれるなら、平和を「拓く」ことの意義深さをくみ取ることができるのではない。(「はしがき」から)」

門下生なども書かれています。下「」引用。

「本書は、安斎育郎教授が立命館大学を定年退職されることを記念して、日頃から教授と親しく研究をともにしてこられた諸先生方、および、教授の門下生たちによってまとめられた論文集である。」

世界世論が地雷禁止させたという……。下「」引用。

「対人地雷全面禁止オタワ条約成立の原動力となったのも「対人地雷禁止キャンペーン(ICBL)」に結集した世界世論であった。」

世界世論なんて、本当に世界の人たちのものなのだろうか?

結局。地雷は貧乏な国でも買える武器。
それも効果的ときているから、金持ちの国は禁止した方が戦争をする時に有利だという。
悪辣な論理で禁止されたという人たちの方が現実を表現しているとボクは思います。

--もちろん、人殺しの武器はなくなったほうがいいが……。

核廃絶を願っている人たちはアメリカでもロシアにもいる。
もし、世界世論などというものが世界の人たちのものであったならば、核廃絶はされているとボクは思う。

常任理事国の全てが核保有であるから、そんな世界世論はつくらないだろう……。
--もっと民主主義の世界にならない限りは……。


「1-5 ボーアの提案を無視した「世界を支配する2人の警官」
チャーチル「新爆弾は現在の爆弾よりも大きなものになるだけのことだ。戦争の原理を変えるようなものではない」
ボーアの提案を受け入れたかのルーズベルト大統領は1944年9月のチャーチルとの会談で、ボーアの提案を拒絶。秘密覚書「ハイドパーク協定」を結んだ。

水爆実験について。やはり差別的な米国研究者。下「」引用。

「当時のアメリカ原子力委員会の計画では、水爆実験によって発生した中性子による生体への影響を調べるために、ネズミを使うことにしていた。実験を実施して、マーシャル群島の多くの島民が実際に被曝したことを知って、「島民はネズミよりもわれわれに近い」と記した原子力委員会内部の科学者の手紙が見つかっている。このことは、マーシャル諸島の島民をAECは人体実験の対象にしていたことを示している。」

パグウォッシュ村で開かれたから、パグウォッシュ会議と呼ばれるようになったようです。

クエーカー教徒の活躍。下「」引用。
「1992年9月、後の国際平和博物館ネットワーク創設の契機となる会議が、“Give Peace a Chance”(平和を我らに)を掲げるイギリス・クウェーカー教徒慈悲団体による主催および英国ブラッドフォード大学平和学部による協賛によって、ブラッドフォードで開催された。この会議は、平和・反戦博物館とそれに関する組織の館長ならびに職員が世界レベルで集った初めての会合であった。」









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