磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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誰も知らなかったソ連の原子力 日ソジャーナリストは証言する

2008年07月26日 | 読書日記など
『誰も知らなかったソ連の原子力 日ソジャーナリストは証言する』
   中村政雄、V・グーバレフ、他(著)/電力新報社1990年

本当にこんなことがあったのでしょうか?
--そう思うことも書かれてあります。



中村政雄(読売新聞社論説委員)
V・グーバレフ(プラウダ科学部長)
--原子力・推進の読売新聞社の委員の人が書いた本ですね。

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一応、脱原発の人たちのこともさらっと書かれてあります。下「」引用。

「欧米各国に劣らず、日本でも原発の安全性に対する不信感は根強い。原発を止める法律の制定運動を進めている「脱原発法全国ネットワーク」(事務局長、高木仁三郎氏)の国会請願署名運動には、一九八九年四月末に請願署名をまとめて国会に提出し、脱原発法の成立を働きかけるという。」

地震によって、原発が閉鎖されたという。下「」引用。

「ソ連のマスコミの報道によると、アルメニア大地震のあと、地震の被害はなかったが、アルメニア原発は閉鎖された。地震学的な見地と世論の反対からアゼルバイジャン、グルジア、クラスノダール地方の原発、ミンスクとオデッサの原子力熱併給発電所の設計・建設が中止された。保養地帯に建設中のクリミア原発は、原発職員訓練センターに転換される。」

地震被害のあった柏崎・刈羽原発は二年も動いていない……。
--しかし、それでも、動かそうとしている……。

ノイローゼと書く……。下「」引用。

「スリーマイル・アイランドの事故とチェルノブイリの悲劇は“クリーン”な発電所が環境に環境壊滅的影響を与えたことを示した。日本において、それは全面的な恐怖、集団的ノイローゼおよび絶望感を引き起こした。」

地名などは書かれていないが、日本のようです。下「」引用。

「毎分数万トンの温水が直接海に放出されている。その結果、沿岸地域の海水温度が著しく上がったため魚は冬眠に入らず、現地の漁獲は豊富となった。料理屋では素晴らしくおいしい魚肉をたべさせてくれる。放射能のないものを、だ! だから、これらの地域の住民の原子力発電所に対する態度が好意的なのだ。」

多くの本に書かれてはいないことです。
--海の水に温かい層と、冷たい層ができ、水が濁り、魚が獲れなくなったというのは書かれてある……。
こんなことが本当にあったのだろうか?


ローレンスはウソは書く。下「」引用。

「原爆の恐ろしさと“二つの死の町”で生き残った住民の苦しみを書きつつ、W・ローレンスはこれらの残忍な爆撃が、あたかも平和な住民に原子兵器を行使した者に対する憤激と復讐心を、日本人の心の中に少しも呼び起こさなかったかのごとく印象づけようとしている。しかし、ローレンスは嘘をついている。」

だからといって、この著者の漁業に関することが事実であるようにはボクには思えない。







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