『NHKドラマ「坂の上の雲」の歴史認識を問う-日清戦争の虚構と真実-』
中塚明、安川寿之輔、醍醐聡・著/高文研2010年
編集部は書く。下「」引用。
「こともあろうに「韓国併合一○○年」をはさんで三年がかりで放送されるのです。とうてい見逃すことはできませんでした。」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/90/b1ef8a48710ce89d5efcd1d9450b22e2.jpg)
デマゴキー……。下「」引用。
「ところが一般的に、幕末・維新、あるいは日露戦争にくらべ、日清戦争についての認識はきわめて曖昧模糊としています。そのいわば「歴史認識の空洞」が、今回のような大がかりな虚偽(デマゴキー)にもとづくドラマの出現を許したとも言えます。
日清戦争の主題は、一にも二にも「朝鮮」でした。そのことの認識を欠いて、相互理解にもとづく日韓・日中の友好は築けません。本書は、NHKドラマのウソ・誤りの指摘を通して、日清戦争とはどんな戦争であり、その本質は何だったかを伝えるものです。
本書は、「『坂上の雲』放送を考える全国ネットワーク」結成の過程で企画されました。-略-」
関川は「フェア」というが、フェアでなかったと批判。
そもそも、フェアな戦争などありえるはずがないと思うが。中国共産党などでもプロパガンダにしかすぎないとボクは思う。そもそも「文化大革命」もきちんと伝えない国なのだから、きちんとした把握もできないのでは?
伊藤博文批判。下「」引用。
「ここで伊藤は、江華条約を結ぶに当たって、自分たちは「どこまでもこれ(朝鮮)を独立せしめざるべからず」と考えていた、と語っています。それでは、その言葉と前に述べたこの「修好条規」の朝鮮側に一方的に苛酷で不平等な内容とはどう関係するのでしょうか。」
東条英機の父・東条英教(日清戦争時大本営参謀次長)『隔壁聴談』が記録を残しているという。謀略……。下「」引用。
「-略-しかも短い日にちを限ってはっきりとした回答を求め、朝鮮政府が不満足な回答をしたり、なにも答えないようなら、そのときをまって日本軍の兵力で朝鮮政府を脅かす、こういうやり方をして、清国軍攻撃の口実を手に入れるのが最良の策である……」
INDEX
伊藤総理大臣が「開戦を阻止しようとした」は勝手な思い込みだという。
機関銃で撃った。下「」引用。
「さて、高陞号には一一○○名を超える清国兵が乗っていたのですが、沈没後、浪速はこの清国兵たちをまったく救わなかったどころか、機関銃をあびせたのです。」
王宮占領はドラマでは、まったく触れていないという。
--王宮占領でたちあがった東学農民軍の第二次蜂起が教科書にも書かれていないという。
北海道大学1995年「韓国東学党首魁」の首が発見されたという。
調査する北海道大学。佐藤政次郎は北海道大学の前身・札幌農学校の農業技師で、「東学農民軍部隊」の遺骨を「採取」して母校に送ったという。
虐殺があった……。下「」引用。
「日本軍の行くところ、朝鮮人の抗日の動きがあり、またその抗日の朝鮮人を無惨に「打首」にし、それを「見物」している日本兵がいたのです。」
「旅順の虐殺」は日本国内では報道されなかった。しかし、欧米の『タイムズ』『ワールド』は記者が目撃し、世界に報道されたという。
「「坂の上の雲」は誤謬で始まった--『学問のすすめ』の「一身独立」
福沢の自由とは……。下「」引用。
「つまり、福沢の「自由独立の気風」とは、むしろ司馬のいう「暗い昭和」の時代の日本で求められた「滅私奉公」「献身没我」の国家主義的な愛国心のことであります。」
福沢諭吉は民権運動を打倒する新聞を発行。下「」引用。
「自由民権運動と遭遇した福沢は、「他日為す所あらん」と公約していた貴重な「一身独立」の課題を(結局は生涯)放擲し、民権陣営に背を向け、伊藤博文・井上馨・大隈重信の三首脳との直接会談で依頼された民権運動を打倒する国論指導の政府新聞発行を即承諾しました(直後の「明治一四年の政変」で頓挫)。」
靖国神社を悪用した先駆的な福沢。
「日清戦争に熱狂した福沢と晩年の能天気な人生総括」
index
NHKの制作姿勢は時代錯誤と……。この日本を喰らう官僚や政治屋ばかりの時代、どうなんでしょうね……。滅私奉公というより、パブリックサーバントとして……。
司馬遼太郎の意志に背いてドラマ化……。
--著作権をもっている人は、このようなことにも、答えるべきでしょうね……。多くの金銭を得ているのでしょうから……。
しかし、感情論を学問としている人もいれば、事実をたんたんと書く著者もいる本でした。
日本軍が悪をなしたら、すべての日本軍に属した人の伝記でも、すべて書かないといけないのでしようかね?
ペテン師福沢諭吉をほめただけで、その人も同様の悪人になるのでしょうかね?
この著者たちも、真珠湾を攻撃をした卑劣なジャップといわれないといけないのでしょうかね?
目次
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中塚明、安川寿之輔、醍醐聡・著/高文研2010年
編集部は書く。下「」引用。
「こともあろうに「韓国併合一○○年」をはさんで三年がかりで放送されるのです。とうてい見逃すことはできませんでした。」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/90/b1ef8a48710ce89d5efcd1d9450b22e2.jpg)
デマゴキー……。下「」引用。
「ところが一般的に、幕末・維新、あるいは日露戦争にくらべ、日清戦争についての認識はきわめて曖昧模糊としています。そのいわば「歴史認識の空洞」が、今回のような大がかりな虚偽(デマゴキー)にもとづくドラマの出現を許したとも言えます。
日清戦争の主題は、一にも二にも「朝鮮」でした。そのことの認識を欠いて、相互理解にもとづく日韓・日中の友好は築けません。本書は、NHKドラマのウソ・誤りの指摘を通して、日清戦争とはどんな戦争であり、その本質は何だったかを伝えるものです。
本書は、「『坂上の雲』放送を考える全国ネットワーク」結成の過程で企画されました。-略-」
関川は「フェア」というが、フェアでなかったと批判。
そもそも、フェアな戦争などありえるはずがないと思うが。中国共産党などでもプロパガンダにしかすぎないとボクは思う。そもそも「文化大革命」もきちんと伝えない国なのだから、きちんとした把握もできないのでは?
伊藤博文批判。下「」引用。
「ここで伊藤は、江華条約を結ぶに当たって、自分たちは「どこまでもこれ(朝鮮)を独立せしめざるべからず」と考えていた、と語っています。それでは、その言葉と前に述べたこの「修好条規」の朝鮮側に一方的に苛酷で不平等な内容とはどう関係するのでしょうか。」
東条英機の父・東条英教(日清戦争時大本営参謀次長)『隔壁聴談』が記録を残しているという。謀略……。下「」引用。
「-略-しかも短い日にちを限ってはっきりとした回答を求め、朝鮮政府が不満足な回答をしたり、なにも答えないようなら、そのときをまって日本軍の兵力で朝鮮政府を脅かす、こういうやり方をして、清国軍攻撃の口実を手に入れるのが最良の策である……」
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伊藤総理大臣が「開戦を阻止しようとした」は勝手な思い込みだという。
機関銃で撃った。下「」引用。
「さて、高陞号には一一○○名を超える清国兵が乗っていたのですが、沈没後、浪速はこの清国兵たちをまったく救わなかったどころか、機関銃をあびせたのです。」
王宮占領はドラマでは、まったく触れていないという。
--王宮占領でたちあがった東学農民軍の第二次蜂起が教科書にも書かれていないという。
北海道大学1995年「韓国東学党首魁」の首が発見されたという。
調査する北海道大学。佐藤政次郎は北海道大学の前身・札幌農学校の農業技師で、「東学農民軍部隊」の遺骨を「採取」して母校に送ったという。
虐殺があった……。下「」引用。
「日本軍の行くところ、朝鮮人の抗日の動きがあり、またその抗日の朝鮮人を無惨に「打首」にし、それを「見物」している日本兵がいたのです。」
「旅順の虐殺」は日本国内では報道されなかった。しかし、欧米の『タイムズ』『ワールド』は記者が目撃し、世界に報道されたという。
「「坂の上の雲」は誤謬で始まった--『学問のすすめ』の「一身独立」
福沢の自由とは……。下「」引用。
「つまり、福沢の「自由独立の気風」とは、むしろ司馬のいう「暗い昭和」の時代の日本で求められた「滅私奉公」「献身没我」の国家主義的な愛国心のことであります。」
福沢諭吉は民権運動を打倒する新聞を発行。下「」引用。
「自由民権運動と遭遇した福沢は、「他日為す所あらん」と公約していた貴重な「一身独立」の課題を(結局は生涯)放擲し、民権陣営に背を向け、伊藤博文・井上馨・大隈重信の三首脳との直接会談で依頼された民権運動を打倒する国論指導の政府新聞発行を即承諾しました(直後の「明治一四年の政変」で頓挫)。」
靖国神社を悪用した先駆的な福沢。
「日清戦争に熱狂した福沢と晩年の能天気な人生総括」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/0e/d13084b46ef837ee063cc42d310f9a43.png)
NHKの制作姿勢は時代錯誤と……。この日本を喰らう官僚や政治屋ばかりの時代、どうなんでしょうね……。滅私奉公というより、パブリックサーバントとして……。
司馬遼太郎の意志に背いてドラマ化……。
--著作権をもっている人は、このようなことにも、答えるべきでしょうね……。多くの金銭を得ているのでしょうから……。
しかし、感情論を学問としている人もいれば、事実をたんたんと書く著者もいる本でした。
日本軍が悪をなしたら、すべての日本軍に属した人の伝記でも、すべて書かないといけないのでしようかね?
ペテン師福沢諭吉をほめただけで、その人も同様の悪人になるのでしょうかね?
この著者たちも、真珠湾を攻撃をした卑劣なジャップといわれないといけないのでしょうかね?
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