磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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週刊金曜日 2011-10-14

2011年11月21日 | 読書日記など
『週刊金曜日 2011-10-14』
   平井靖嗣・編/金曜日2011年

特集名 報道されない福島の真実



「「死の街」チェルノブイリからの警告 報道されない福島の真実」 下「」引用。

「除染作業と並行して、避難区域の指定解除が進められる。東京電力福島第一原発事故は、収束する前に、中央が発信する「安全」情報のなかで、後景に追いやられていく。
放射性セシウムの脅威はどうなったのか。住民は自らの街を取り戻せるのか。大事故から二五年経ったチェルノブイリの今が、福島に警告を発する。」

「自主避難優先を求める渡利地区住民 県民を守らない「健康管理調査」」成澤宗男。下「」引用。

「福島市有数の放射能汚染地帯・渡利地区では、子どもの被曝回避が急務だ。だが行政は親が自主避難できる「特定避難勧奨地点」の指定を拒否。その一方で、被曝被曝と無縁な県の「健康管理調査」が進められている」

チェルノブイリの「特別規制ゾーン」。下「」引用。

「福島市内を流れる阿武隈川を挟み、東側の対岸に広がる渡利(わたり)地区。周囲に阿武隈高地の山間部が迫る地区は六七○○世帯、一万七○○○人の住民を数え、これまで自然環境と利便性を兼ね備えた人気の住宅街であった。だが「3・11」以降、福島氏有数の放射能汚染地帯として広く知られるようになっている。
 神戸大学大学院の山内知也教授(放射線エネルギー応用科学)が渡利地区の五カ所で採取した土壌からセシウムの放射能汚染度を分析したところ、四カ所でチェルノブイリの汚染度が最も高い「特別規制ゾーン」(一四八万Bq/m3)を上回る六一五万一○○○Bq/m3(水路)、三一四万五○○○Bq/m3(神社境内)といった恐ろしい数値が出た。」

福島市主催の「説明会」で怒号や罵声が飛ぶ!!!

「被曝回避策は皆無」

「非常識な「専門家」たち」 下「」引用。

「-略-しかもチェルノブイリでは子どもに限っても白血病や膀胱炎、心臓病など多種の発病が報告され、甲状腺がんが「唯一」ではない。この誤った認識は、検討委員会の山下俊一座長や放射線医学総合研究所所の明石真言理事ら検討委員会の半数を占める委員に共通している。彼らは「年間の放射線量が一○○ミリシーベルト以下なら安全」(山下座長)などと、低線量被曝の危険性を認めない立場だ。
 こんな「専門家」たちの「助言」を受けているから、「健康管理調査」に子どもたちの被曝について危機意識がないのだろうか。しかも、自主避難者に補償すべきかどうかを検討する文部科学省の「原子力損害賠償紛争審査会」の一○人の委員に、何と山下座長が七月に福島県立医科大学副学長に就任するまで名を連ねていた。」

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渡利の子どもたちの未来は危うい。下「」引用。

「前述の菅野代表は言う。「除染や『健康管理調査』などを口実に自主避難者への補償要求が封じられたら、渡利の子どもたちの未来は危うい。福島県の子どもたちの運命にも関係し、ひいてはこの国全体の在り方までおかしくしてしまう。親として絶対に引き下がれません」

「ベラルーシからフクシマへの警告 放射性セシウム内部被曝の真実」 下「」引用。

「連日のように報じられる放射性セシウム汚染。しかし、その毒性についてはいっこうに明らかにされていない。チェルノブイリ原発事故により甚大な被害を受けたベラルーシの病理学的研究が、その恐るべき真実を伝える。-略-「あらゆる器官に悪影響」-略-「日本の基準値は甘い」-略-」

放射性障害は全身疾患が基本ですから、当然ですね。

「チェルノブイリから福島が見えた 「死の街」と地図にない村」冨田きよむ。下「」引用。

「原発震災によって避難・移住を余儀なくされた福島県の酪農家たち。その苦悩をルポしてきた筆者が、原発事故から二五年後のチェルノブイリを取材。福島の人びとの「これから」が二重写しになった。-略-」

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「東電や政府の言いなりにならない 福島原発20キロメートル圏内の惨状」渡部眞。下「」引用。

「福島県浪江町の牧場に毎日通い、国が求める家畜の殺処分に応じず餌やりを続けている畜産家がいる。東京電力福島第一原発から半径二○キロ圏内の警戒区域内の現状と、いまの思いを聞く。-略-」

「「計画的避難区域」福島県飯舘村 村に住めなくても絆はなくしたくない」樫田秀樹。下「」引用。

「東京電力福島第一原発の半径三○キロメートル以遠に設置された「計画的避難区域」。ここは本来、居住が認められていない。ところがその一つ、福島県飯舘村には日中に限ると一○○○人強の住民がいる。村の再起を願う村長の施策によるものだ。-略-」

これでよいのか、ボクには疑問。放射能を甘く見過ぎてないか?

「放射能汚染がれきや泥沼、剪定ごみは燃やしてはいけない」青木泰。下「」引用。

「放射能に汚染された「がれき」のみならず、下水汚泥や草木ごみにも汚染が広がっている。これらを燃やせば大気が汚染され放射能被曝の二次被害になる。-略-
 岩手県の「焼却炉」で燃やしたデータで、東京の業者の「焼却炉」で燃やしてよいと言うのは、大学入試の替え玉受験の答案内容を正式に認めているのと同じ酷さだ。
 環境省が放射能汚染がれきの焼却を安易に認めている背景には、東日本各地で、放射能汚染された汚泥や剪定ごみがすでに燃やされ、がれきの焼却が加わっても大勢に影響はないという判断があったと聞く。
 しかし国民の命と健康を守る立場で考えれば、これまで燃やしていたものも、放射能汚染物となっている以上、燃やせば空気の汚染を進めることになる。埋め立て保管したり、天日乾燥したりする他の処理方法の選択こそが求められている。」

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「山本太郎さんを応援しよう」【投書】 下「」引用。

「-略-今般、脱原発を強く訴える姿勢を見て、好感がさらに増した。反原発の発言をしたことで、既得権益側からの圧力により、決まっていた映画出演を降ろされたという噂がある。業界から干されるリスクがあるにも拘わらず、自分の信念を貫くことは、とても勇気がいることであり、その態度に拍手を送りたい。-略-」







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