磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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いしぶみ  広島二仲一年生 全滅の記録

2006年11月22日 | 読書日記など
『いしぶみ
  広島二仲一年生 全滅の記録』
    広島テレビ放送・編/ポプラ社2005年

表紙の裏に書かれています。下「」引用。

「日本にも戦争の時代があって、こんな悲しい出来事がありました
広島の悲劇を二度とくりかえすことのないよう、原水爆兵器をみんななくしたい、
そして平和というものがどんなに大切なことかを、いつも考えたいのです。みなさんが大きくなったとき、そしてみなさんがお父さんやお母さんになったとき、もう一度、この本を読みかえしてみてください。」


疎開で広島のおじの所に来ていた大橋正和くん。
そこで、短い人生をとじます。


河本くんの日記にはいろいろなことが書かれています。

4月にツバメを見たことが書かれてあります。

また、その月には爆弾も。下「」引用。

「四月三十日(月)晴
 はじめて広島市内へ爆弾が落ちた。ぼくは猿猴橋(えんこうばし)をわたる前であった。ギー、ドシンドシンとおそろしいひびきがしたかと思うと、黒煙がもうもうとあがった。ぼくはすぐ行ってみた、ものすごく燃えていた。」


しかし、そんななかでも、楽しみを求めている。
5月には、ヒヨコを買って帰ったという。


一瞬で1/3の生徒が亡くなられたという。

被爆し、川の中で浮きつ沈みつ、“海ゆかば”を合唱したそうです。

体格のことも書かれてありました。下「」引用。

「いまの子どもにくらべると、身長、体重とも、いまの小学五年生ぐらいしかいない、小さな中学生だったのです。」

悪政になると、いつの時代もどこの国でも同様になるようですね。


「谷口勲くんの時間割表」というのがあるそうです。
夏休みもない、それでも彼らはおちついて勉強できる日がくることを楽しみに、時間割をしっかり身につけていたそうです。

くわしくは、ここをクリックしてください。

この本について書かれてあります。下「」引用。

「この本は、文部省主催の昭和四十四(一九六九)年度芸術祭のテレビドラマ部門で、優秀賞を受賞した、広島テレビ放送制作の「碑」(いしぶみ)の草稿(そうこう)をもとにして書いたものです。




炎のメモワール

版違い

ポプラポケット文庫805-1






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