磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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五発の原爆

2008年01月17日 | 読書日記など
『五発の原爆』
       山口明・著/潮文社1992年

フィクションであると書かれてあります。下「」引用。

「これはいくつかの歴史的事実に基づいたフィクションである。」

どこから現実、どこから虚構か……。まあ、それを判断するのも、小説のおもしろさかもしれませんね……。心にゆとりがある時はそう思います……。



帯に書かれてあります。下「」引用。

「当時、原爆開発の情報は日本にも極秘裡に伝えられていたが、追いつめられた軍部に残されていた道は他になかった--“地獄からの使者”を未然に阻止する密命を帯びて、敵の本土深く潜入していった男の、これは破天荒の物語である。」


新兵器レーダーを持っていた米軍。下「」引用。

「昭和十六年十二月八日、日本海軍が宿敵米海軍に向って、戦端を開いたときには六十八隻の潜水艦がそろっていた。なかでも三十九隻の伊号潜水艦は、日本潜水艦の主力として大いに活躍した。これまでの主な戦果だけでも、三隻の航空母艦は、日本潜水艦隊の主力として大いに活躍した。これまでの主な戦果だけでも、三隻の航空母艦を含む軍艦一二○隻に達している。
 しかしアメリカ海軍は、対潜兵器の充実に力を尽くし、新兵器レーダーの普及と合わせて日本の潜水艦制圧に成功していた。」

当時、新兵器レーダーを日本は持っていなかったが、米軍はもっていたと書く人もいますが、日本でも高射砲にはブラウン管で表示されるレーダーがあったと書く人もいます。

名門の出の一郎は愛人をつくっていた。
パトリシアは一郎と結婚していた。
そして、一生使うまいと思っていた言葉を口にする。
「ジャップはジャップだわ」
--ジャップでも、そんな人ばかりじゃないと思いますが……。
名門はそういう方が多かった気がしますね……。

プライドの高さがあったというが……。下「」引用。

「それにも増して健を呆れさせたのは、この国の人々の異常とも思われるほどのプライドの高さであった。
 新聞を開くと『アジアの盟主』だとか『神州日本』といった日本人以外に誰も信じていない見出しが飛び込んできた。すでに中国大陸では戦火が上がり、日本の軍隊は進撃につぐ進撃を続けていた。」

地方によって違う気もする。
新聞丸のみしているというのも、昔から、あまり大人と思えない態度だったと思う……。

--まあ、よくわからないところもありました。






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