磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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皆実有朋-六十周年記念誌-

2008年10月20日 | 読書日記など
『皆実有朋-六十周年記念誌-』
   研井知陽・著/広島県広島皆実高等学校1961年

歴史ある学校の記念誌ですね。
--ヒロシマのことも書かれてあります。



「まえがき」広島県広島皆実高等学校 木村二郎・著。下「」引用。

「 創立六十周年の記念式典の行われる年、六十周年を回顧して記念誌が発行せられる年、この年にはたまたま皆実高等学校ゝ長の職に在るというこは私の名によりの喜びであり、無上の光栄であります。
 去る昭和二十九年に数田前校長のお骨折りによって旧広島県女の同窓会有朋会と皆実高校同窓会とが発展的に解散して新しく両者一体となった皆実有朋友会の誕生を見、現皆実高校が長い伝統と歴史を誇る広島県女を母体として発展を期待されることになり、今六十周年記念誌が編集せられるに至り皆実有朋会の基礎は愈々ここに定まったと申すべきでしょう。-略-
 男女共学地域制の今の皆実高校は古い世代の人には無縁な物に思われようし、今の若い世代殊に男子の同窓生にとっては明治憲法時代の女学校も亦無縁と思われるのも無理からぬ事でしょう。-略-」

男女共学という言葉も、親の世代とは異なるものでした……。
いまや、ゲイの人たちのことも配慮しないといけない時代。

日本がもし、少数意見もとる人権思想のある国家なら、当然、同性婚の話も国会で討議されていることでしょうが……。

差別の多い、この国日本では、このようなこともありませんね……。

世界の潮流も、彼ら支配者の都合のいいところだけですね。

しかし、三島由紀夫もゲイ、川端康成もゲイ……。

いないわけではないですね……。

「あの日のこと」旧師 坪井守磨・著。下「」引用。

「私が第一県女に赴任したのは、太平洋戦争が悪化してきた頃であり、上級生は次々と校門を後に学徒動員されていった。私も二十年三月、第二学年の一部と一緒に広島印刷に動員した。
 八月六日の朝、会社に近い二高(現在の観音中学)に生徒を集めて団体訓練をしていた。目のしらむ閃光と爆風、瞬間私は至近弾でやられたと思った。しかし生徒の被害は案外少なかった。後から考えてみると、最もよい場所に集結しておった結果となった。二高の女生徒が硝子の破片で全身血達磨になって泣叫ぶのわ、当時県女の二年、三年の生徒が、ひるまず敏速に手当をする姿は、今では何か信じられないような気がする。
 生徒を引卒して己斐の山に避難したのは、その日の午後であった。-略-」


■服装の変遷(1)■







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