磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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北村西望百寿の譜

2006年12月05日 | 読書日記など
『北村西望百寿の譜』
      新三多摩新聞社s57年

あの長崎の平和祈念像をつくられた方の本です。
百歳を記念して出されたようです。
力道山がモデルだったかどうかは書かれてありませんでした……。



けっこう見たことがある彫刻がありました。

そのなかでも、ボクが好きなのは加藤清正の像です。

西望さんの代表作はなんといっても、長崎の平和祈念像でしょうね。




その作品に対しての西望さんのことば。下「」引用。

「平和祈念像作者の言葉
あの悪夢のような戦争
 身の毛もよだつ凄絶悲惨
  肉親を人の子を
かえり見るさえ堪えがたい真情
 誰か平和を祈らずにいられよう
〓に全世界運動の先駆として
この平和祈念像が誕生した
山の如き聖人哲
 それは逞しい男性の健康美
全長三十二尺余
右手は原爆を示し左は平和を
顔は戦争犠牲者の冥福を祈る
 是人種を超越した人間
  時に仏 時に神
長崎始まって最大の英断と情熱
今は人類最高の
 希望の象徴

昭和三十年春日  西望塑人」


このアルバムの中心でもありました。

制作過程から式典などまで詳しくありました。

この三十二尺というのは、アトリエの大きさからだったという。

アトリエより大きなものは、作成困難でしょうね。

「板橋に鋳造工場建設、山内氏が鋳造」とあり。

わざわざ工場までつくったという。








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