磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

東電原発犯罪-福島・新潟からの告発-

2012年05月10日 | 読書日記など
『東電原発犯罪-福島・新潟からの告発-』
   佐藤和良、矢部忠夫・編/創史社2012年

帯に書かれてあります。下「」引用。

「ウソとゴマカシだった原発の「安全性」。
故郷を奪い、生活を奪い、放射能の恐怖を押しつける。
   --これは「犯罪」です。」



「楢葉町に生まれて」佐藤和良。下「」引用。

「私が生まれたのは、東京電力の福島第二原子力発電所がある楢葉町。
 楢葉町には大勢の親類縁者が暮らしていたが、津波で叔母が行方不明となり二カ月後にDNA鑑定で遺体が確認されたほか、皆が皆、各地で避難生活を強いられている。原発事故によって警戒区域に指定された楢葉町には、人々が自由に行き来することができなくなった。楢葉町には、亡くなった両親、そして二人の兄達の、祖母のお墓がある。しかし、その墓には行けない。肉親の墓に詣でることもできず骨も拾えない無念。このくやしさ、何と言ったらいいのか。ポッカリと穴があいたような、いいようもない喪失感。-略-」

「いわき市の約半数が避難」 下「」引用。

「三月一五、一六日でいわき市民は三四万人のうち、半分くらいは避難したんではないでしょうか。そのころ私の家の回りは、夜になっても家の明かりが灯らないという状況でした。」

山下俊一により「被ばく前提の学校再開」 下「」引用。

「避難しているうちに学校が春休みに入りました。まだ放射線量が高いのではないかと、私たちはいわき市議会の七人の会派として、学校を四月から始めないよう、二、三カ月休校するように申し入れました。
 ところが四月から学校を始めると教育委員会が決めました。教育委員会では、長崎大学(福島県放射線健康リスク管理アドバイザー)の山下俊一さんが「一○○ミリシーベルトまで安全だと言っている」けから大丈夫だと、学校を始めたわけです。そんな理由で学校を始めたら、将来裁判になったら困るのはいわき市だから、学校を再開して被ばくを増やすようなことは止めようと言ったんですけど、だめでした。-略-」

index

「東京電力に税金投入やめ解体へ」

二松市のゴルフ場。下「」引用。

「二松市のゴルフ場の叙せ線を東京電力に請求した裁判の損害賠償請求に対して、東京電力は放射性物質は「無主物だ」、主がないものだと主張し、除染費用は負担しなくていいという驚くべき判決となりました。これはまったくの誤りです。現に放射性物質を放出したのは東京電力ですから、無主物ではなくて東京電力のものだということ。きちんと東京電力が損害賠償をしなければならないもものです。泣き寝入りするわけにはいきませんから、控訴したようです。」

index

「事故責任をとるのは「原子力ムラ」」のはずだが、現実は国民と消費者に背負わせる、そして逮捕者もでず、責任をとる者もいない……。そもそも、責任がとれるわけがないので、反原発ですね……。

「東電、寄付攻勢で人心買う」

「自民党にも責任あり」 下「」引用。

「高度経済成長という美名の元に農業を切り捨て、出稼ぎをしなければならない状態を作ったのは自民党政権です。原発が来れば町が発展するという人もいますが、儲けているのはごく一部の人にすぎません。」

「原発が来ても人口減」







index

index

INDEX

index

目 次



エンタメ@BlogRanking



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。