磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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カモメの家

2009年03月05日 | 読書日記など
『カモメの家』
   山下明生・作/宇野亜喜良・絵/理論社1991年

話題として、ヒロシマを出されている感じがする。
--『はだしのゲン』のように追究したものではない。
というよりも、それをテーマに書かれたものではないと思う……。



当時は貧しくても豊かだったのか?

それとも、作者がそうだったのか?

時代だけで、決まるものではないのでは?

これも言い切りはできないだろう……。

逆からいえば、作者は、この本を書かれた時は、豊かでも貧しいのか?

まあ、それもわからない……。

当時の日本……。下「」引用。

「日本は戦争に負けて、世界じゅうから大借金をしょいこんでいる。こんどようやく講和条約というのが結ばれて、独立国にもどるんじゃ。」

原爆で息子をなくした人……。下「」引用。

「ウラばあちゃんは、ほかにもふたりの息子を、広島の原爆で亡くしたと聞いたことがある。」

マスミちゃん一家は真珠湾攻撃の時スパイとまちがわれて、強制収容所にいられたという。
戦後、結核の療養のために島に来たという。

原民喜……。下「」引用。

「織田先生は小さいころ、原民喜というりっぱな詩人にだっこしてもらったことがある」

しかし、これだけしか書かれてない……。

永井隆も新聞記事よりも薄く取りあげられている……。

原爆症で亡くなったミイ……。









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