『現代絵本シリーズ1 フミとあにいとつばきの木』
宮川ひろ・著/石倉欣二・画/国土社1985年
おにいさんの思い出の話といっていいかと思います……。
--やさしいおにいさんだったようです……。
「あとがき」で書かれてあります。下「」引用。
「親子でも、きょうだいでも、それも一つの出会いなのだと思うのです。
兄との出会い、それは私の生涯にとって、なんとありがたいことであったかと、思うようになりました。
童話も絵本もない、山の村に育ちました。
農作業しながら、ぞうきんがけをしながら、兄がはなしてくれたことばが、私の読んできた童話でした。-略-
その兄も、あの戦争で死にました。今日生きていたら、六十五歳になっているはずです。生きていたら、どんなことばで老いを語ってくれたことか。
若いままに年をとることのない兄です。
石倉欣二さんは、そんな思いを、あたたかな絵で共に語ってくれました。お礼を申しあげます。」
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もくじ
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宮川ひろ・著/石倉欣二・画/国土社1985年
おにいさんの思い出の話といっていいかと思います……。
--やさしいおにいさんだったようです……。
「あとがき」で書かれてあります。下「」引用。
「親子でも、きょうだいでも、それも一つの出会いなのだと思うのです。
兄との出会い、それは私の生涯にとって、なんとありがたいことであったかと、思うようになりました。
童話も絵本もない、山の村に育ちました。
農作業しながら、ぞうきんがけをしながら、兄がはなしてくれたことばが、私の読んできた童話でした。-略-
その兄も、あの戦争で死にました。今日生きていたら、六十五歳になっているはずです。生きていたら、どんなことばで老いを語ってくれたことか。
若いままに年をとることのない兄です。
石倉欣二さんは、そんな思いを、あたたかな絵で共に語ってくれました。お礼を申しあげます。」
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