磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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北朝鮮・中国はどれだけ恐いか

2009年09月22日 | 読書日記など
『北朝鮮・中国はどれだけ恐いか』
   田岡俊次・著/朝日新聞社2007年

ボクはどこの国でも、冷血な人間がこわいです。
--政治家でいえば、ファシスト(反民主主義者)ですね。
歴史の捏造も当たり前、煽動も当たり前! 他者の生命は軽視しまくり!
それに繋がるマスコミ、企業、学者、作家なども恐いですね……。
こんなの許していたら、たくさんの人が殺されます……。



表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。

「北朝鮮の核兵器開発はどこまで進み、ミサイルの標的は日本なのか。中国の軍拡・近代化で、「台湾侵攻」は現実味を帯びるのか。
日本を代表する軍事ジャーナリストが、極東軍事情報を豊富なデータをもとに鋭く分析、日本人に取り付く「不安」の正体を明らかにする。日本が戦略を考えるのに不可欠な情報だ。」

「なぜ軍事記者になったのか」 下「」引用。

「私が軍事問題に興味を持ったのは中学生の時だった。1951年に対日講和条約が調印されて占領軍による出版の規制がなくなり、旧日本軍人による回想録が出始め『航空情報』(51年創刊)、『世界の艦船』(57年創刊)などの専門誌も次々に登場した時期だった。占領当局は特に占領初期には「軍国主義思想」の一掃に努め、剣道を禁止したり、囲碁も「白と黒が領土を争うとは好戦的」として禁じたほどだったから、占領終了と同時に堰を切ったように軍事関係の書籍が出版されたのだ。
 父は国際法学者で、相当の軍事、戦史通だったから、こうした雑誌が毎月本屋が届けるのを私も心待ちにして読みふけった。-略-」

防衛問題は狭い分野ではないという……。下「」引用。

「ただ一般の人々が思いがちなように防衛問題は狭い分野ではない。「軍治知識とは武器の名を知ることか」と思っている人も少なくないが、これは「経営学とは簿記のこと」「医学とは薬の名を覚えること」と思うほどの無学であって、古今東西の歴史や地理、多くの条約や各国の軍事記者、研究者と議論できねばならない。一つの軍事技術や条約の知識を欠いただけで、トンチンカンな議論をする危険もある。だから軍事問題を専門にしても、他の分野と比較して視野が狭くなることはなく、むしろ知れば知るほど学問の分野としての幅の広さ、奥の深さを感じ、不勉強を自覚するものだ。」

「2 米国は外科手術的攻撃をあきらた」--北朝鮮
「米高官がしきりに失敗説を流す」
「4 核武装論は日米対決を招く」
「理性を失った相手に抑止は成立しない」
「天安門事件で米国の支援がストップ」
「「パパ・ブッシュ」が中国脅威論を唱えた理由」
などのタイトルが目をひく……。

「蒋介石をひいきしたスターリン」 下「」引用。

「だが冷戦終了まで、中国とアメリカはソ連を共通の仮想的として事実上の同盟関係にあった。そもそもソ連は、第二次大戦前は中国共産党よりむしろ国民党と親密で、蒋介石も長男の蒋経国(ジャンジングォ)をモスクワに留学させ、そのファニーナ(蒋方良(ジャンファンリャン))夫人はロシア人だった。」








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