ジャーナリストとは? 下「」引用。
「「反骨のジャーナリスト」というのには、じつは抵抗がある。
これではまるで、ジャーナリストには、「迎合のジャーナリスト」と「反骨のジャーナリスト」の二種類があって、今回は「反骨篇」、といっているように受けとられかねないからだ。
そもそも、反骨の精神が稀薄なジャーナリストを、ジャーナリストと呼べるのかどうか、反骨とは「権力に抵抗する気骨」(『広辞苑』)だとしたなら、反骨でないジャーナリストとは、権力に抵抗しないジャーナリスト、ということになる。
それでは、ジャーナリズムとはなにか、といえば、たいがいの入門書には、「権力の監視役」とある。これは世界のジャーナリストが、長い歴史と生命をかけてつくりあげてきた、ジャーナリズムの存在理由である。
あるいは、ジャーナリズムは、人間の自由と人権を増幅する削岩機といえるかもしれない。言論の自由は、けっしてジャーナリズムのためだけにあるのではない。その量が民主主義のバロメーターである。だから、民主主義的権利の拡大のためにこそある。」
↑の文章の引用は↓
反骨のジャーナリスト
反骨-鈴木東民の生涯-
畜生道の地球 中公文庫
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