磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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日本の公害経験 環境に配慮しない経済の不経済

2010年03月24日 | 読書日記など
『日本の公害経験 環境に配慮しない経済の不経済』
   地球環境経済研究会・編著/合同出版1991年

■目次・主なものだけ■ 

 序説 途上国における環境問題の現状--本書の背景  7
第I部 レポート・日本の公害経験  13
 第一章 日本の経済成長過程における公害被害と対策費用の間の総体的な関係  15
 第二章 具体的な事例に見る被害の大きさと対策費用  28
 第三章 開発の初期段階からの対策のあり方  49
 政府と環境問題--「レポート・日本の公害経験」に寄せて  58
第II部 「レポート・日本の公害経験」私はこう読む  67



帯の裏に書かれてあります。下「」引用。

「金銭面に限っても、公害防止対策を行いながら経済を発展させることの方が、環境に配慮しない経済発展よりも大きな経済的な果実をもたらす。本書は日本が経験した悲惨な事例に即して、このことを明らかにしようとした。世界でも評判になったとおり、環境を考える人が必ず目を通さなければならない、いわば「教科書」の一つ。」

比較すれば……。下「」引用。

「ところで、本レポートでは、理念としては、「公害対策を行われなければ生じる被害額」と「被害を生じさせない対策に要する費用」との比較を試みている。
 この場合、右記のような「実績に基づき推計した被害額」は、「公害対策を行わなかった場合に生じる被害額」と必ずしも一致しないことに注意する。すなわち、日本では、ある程度の被害を生じた後にせよ対策が始められており、現実に観測された被害額は、何らの公害対策も講じなかった場合に生じるであろう被害額よりも少額となる可能性がある。
 しかし、このような額の違いがあるものの、本レポートでは、四日市の事例を除き、現実に観測された被害額をもって敢て「公害対策を行わなかった場合に生じる被害額」を代表させることとした。-略-」

いくら経済の本だからって、経済面だけからしか見られないような人たちが、本をかく資格があるのでしょうか?

いくらお金をつまれても、健康や失った命は二度と戻ってきません……。







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