磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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ほるぷ平和漫画シリーズ3 疎開っ子数え唄

2007年01月19日 | 読書日記など
『ほるぷ平和漫画シリーズ3 疎開っ子数え唄』
   巴里夫(漫画)/ほるぷ出版1983年、1986年3刷

タッチは少女漫画が少し入っているような気がします。
子どもたちの幸せを考えてかかれていると私は思います。



「疎開っ子数え唄」
「赤いリュックサック」
「石の戦場」
「愛と炎」
の四作品が収録されています。

どれも秀作だとボクは思います。

作者ははじめのころに書かれています。下「」引用。

「この物語は、日本がアメリカ、イギリスとの戦争にあえいでいた昭和19年から20年にかけての出来事です。戦争は、多くのおとな達の命を奪いましたが、こども達にも、一生残る深い傷を負わせました。そうです! これは、その頃こどもだったあなたのお父さん、お母さんの、そしてぼくの記録です。ぜひ読んでください。   巴里夫(ともえさとお)」



「疎開っ子数え唄」は、現代にも通じる「いじめ」の話だといっていいでしょう。
自身の心が傷ついている人は、他者の心も傷つけたがるようです。

「赤いリュックサック」は「お地蔵さま」からはじまる話です。だれがどうして建てたのか……。

「石の戦場」の飛行機につけられた機関銃の筒は竹製だったという……。

「愛と炎」は顔にアザのある先生が、アザの話をしてくれます……。涙なくして読めません……。









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