磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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基礎から学ぶ森と木と人の暮らし

2012年01月02日 | 読書日記など
『基礎から学ぶ森と木と人の暮らし』
   鈴木京子、赤堀楠雄、浜田久美子・著/
     農山漁村文化協会2010年

帯に書かれてあります。下「」引用。

「森と木と人のかかわり1万年
森の不思議、木のちから、人の営み
森と木の科学とロマンをビジュアルに学ぶ入門書
「森の聞き書き甲子園」でもテキストとして活用」」
「慶一さんは、幼いころ裏山の炭焼き窯に連れて行ってもらった経験が幸せな山の原体験となりました。それはあたかも竜宮城に行った人もかくや、という「心地よさ」のようなのです。
 作業場なので雑然としていて決してきれいだったわけではないのに、そこは「なんとも言えない心地よい、わくわくする」場所と時間でした。ふわふわと浮かんでいるようなり、表現しようのない公福感、魅力に包まれていたのだそうです。その不思議な心地よさがどこからどうしてわくものなのか、今でも慶一さんはわからないと言います。」



「森の恵みでできた家」 下「」引用。

「■日本にの家は木造が基本
 日本の建築は古代から近世までずっと「木造」でした。とくに住宅は、鉄骨や鉄筋コンクリートなど非木造が多くなった現在でも、新規着工されるうちの半数が木造です(戸数で47.4%、床面積で57.2%、「平成20年度建築着工統計」)。内閣府の調査では、「新たに家をもつとしたら」の問いに83%の火とが「木造を希望する」と答えています(「森林と生活に関する世論調査」2007年)。日本の家づくりに木は欠かせないものでした。」

「■薄く板を割って使う柿(こけら)葺き」 下「」引用。

「茅葺きの次に古い歴史をもつのが木を材料とする板葺きです。そのうち、一定のサイズの薄い板(柿)で葺くものを柿葺きといいます。水に強く年輪に沿って割りやすくスギ、クリ(栗)、ヒノキ、サワラ(椹)などが用いられ、建材として伐られた木の根元の部分(伐根)も使うなど、木をムダにしませんでした。-略-」

「■「飢饉になったら山に入れ」秋田県、宮城県。

「森が育むキノコ--シイタケ、マツタケ
■森の手入れにもになる原木栽培」 下「」引用。

「ダシの素材としても日本の食卓に書かせないシイタケは、クヌギ(櫟)、シイ(椎)、ナラ(楢)、クリ(栗)など、広葉樹の枯れ木に発生します。日本では古くから自生したもの伐採した木に菌が入り、シイタケがよく採れたといいます。こうした経験から、江戸時代中ごろより丸太(原木)に傷をつけるなどの半栽培が大分県や静か岡圏で始まり、培養した菌を植えつける現在の栽培方法(原木栽培)は1943年に確立され、戦後は一般化されました。」

「■素材は水にもカビに強い針葉樹」樽と桶。

「わっぱ--曲げる技術」

豊かな海と「フルボ酸」 下「」引用。

「調べてみると、落ち葉が積もってでき腐葉土には「フルボ酸」という物質が含まれ、それが鉄分と結び付いた「フルボ酸鉄」が植物の生長に大きな役割を果たすらしいということがわかってきました。森から流れ出た川によってフルボ酸鉄が海に運ばれ、海草を育くみ、植物プランクトンを豊富にしているという切です。
 森から川へ、そして海へ、さらには人の暮しへ。そのつながりが健全であり続けるためにも将来にわたって豊かな森が維持されるようにしたいものです。」

豊かな森をこわした原発震災。

文化を支えるものを壊しては、豊かな生活はできるはずがない。






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