磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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日本の子どもの詩 34 広島

2008年12月07日 | 読書日記など
『日本の子どもの詩 34 広島』
   日本作文の会・編/岩崎書店1984年

素朴な感じの本です。
--今のイメージだけがよくって、冷たい感じの本ではありません……。



装幀・カット 安野光雅

「はじめに」 下「」引用。

「各都道府県別につくられた四十七冊のこの本ぜんたいには、一九一八年「赤い鳥」が創刊されてからあとの六○年間につくられた、日本の子どもの詩のおもなものが、年代順にならべてあります。
 これらの詩は、そのときどきによって、児童自由詩、童詩、児童詩、児童生活詩、生活童詩、生活綴型の詩などともよばれ、世界にもまれなものであります。
 これらは、ねっしんな先生たちによる創造的な教育のいとなみとしてうまれたものですが、日本の子ども自身がつくりだした芸術(現状の子どもの“わらべうた”)としても、大きな意味がありましょう。
 わたくしたちは、このとを頭において、念入りにこの本をつくりました。
 この一冊は、そのうちの「広島編」であります。どうぞ、ひとつひとつていねいにお読みください。
      日本作文の会」

「もくじ」は年代によって分けられています。
たとえば、「1918~1945」「1945~1959」……。

「1918~1945」のはじめに……。下「」引用。

「広島県出身の鈴木三重吉が
「赤い鳥」という子どもの雑誌を出したとき、
北原白秋がこの雑誌に子どもの詩を募集し
そのすぐれたものを掲載しはじめた。
広島の子どもも詩を書きはじめた。
ここには、この時代のものから
戦争が終るまでの作品が時代順にならんでいる。」

「1945~1959」……。下「」引用。

「広島に
アメリカ軍によって
世界最初の原子爆弾が落された。
このときの悲惨な光景、
その後の苦痛にみちた生活、
両親をなくした悲しみ
平和への願いなど
この年代の作品につよく表れている。」

「1960~1969」 下「」引用。

「戦後の生活がしだいに安定してきた。
子どもたちの生活にも
明るさが見えてきた。
しかし、原爆のきずあとは
消えることはない。
世界の大国は核実験をつづけている。
子どもたちはこんなことにも取材しながら
のびのびと自由に詩を書くようになった。」

「1970~」 下「」引用。

「子どもたちは
詩とはどんなものかをとらえつつ
ことばや構成も考えながら
心をこめて詩を書くようになってきた、
ここには
広島県のすぐれた詩が
集められている。」












もくじ

Index





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