磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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サンデー毎日 2011-6.5号

2011年09月11日 | 読書日記など
『サンデー毎日 2011-6.5号 』
   山田道子・編/毎日新聞社2011年

特集名 セシウムの雨降りそそぐ列島被曝の戦慄



「福島第1「トリプル・メルトダウン」セシウムの雨降りそそぐ 列島被曝の戦慄」 下「」引用。

「関東で母乳からヨウ素 -略-
▼健康被害の兆候は「喉の腫れ」「鼻血」「下痢」-略-
「250ミリシーベルト超が大勢いるのでは」-略-」

「脱原発できない民主党の“高濃度汚染” 見せかけのエネルギーシフトに騙されるな! ▼国会議員400人中「本気」は1割▼「電力総連」というブラックホール▼「原発選挙区議員」緊急アンケート」

「▼「電力総連」というブラックホール」 下「」引用。

「民主党に原発推進を求めてきたのは連合(古賀伸明会長)だ。その中心は傘下の「全国電力関連産業労働組合総連合」(電力総連)。東京電力など電力各社や関係会社の労組が約230組合加わり、組合員約21万5000人。09年の衆院選で民主党候補272人を推薦した巨大労組だ。ある政務三役の秘書は、電力総連にのパワーをこう証言する。
「脱原発をにおわせる発言や会合への出席があれば、総連幹部が議員会館まで“事情聴取”に来ます。露骨に地元組織から『選挙で推薦しない』と通告されることもあります」
 アメは選挙支援だけではない。06~09年政治資金収支報告書によれば、民主党議員が代表を務める党支部などに献金が相次ぐ。海江田万里経産相や野田佳彦財務省ら閣僚にもそれぞれ計5万円前後が献金されていた。」

内田厚・電力総連事務局長。下「」引用。

「原子力を基幹エネルギーとして推進するのは民主党が国策として決めた方針です。組織人なら従うべきでだ」

ファシズム(例・ヒトラー)にしたがうことではなく、むしろ反対することが組織人なのが民主主義者。緩慢なるジェノサイドに加担する者たちが組織人とは、どんな組織なんだろう? ファシストかマフィアか? マフィアも
ジェノサイドまでは加担しないだろう……。

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「「M14の大地震が台湾を襲う」“トホホな予言者”が刑事訴追」下「」引用。

「とんだ“お騒がせ予言者”、最高3万台湾ドル(約8万5000円)の罰金か3日間の禁錮刑の可能性がある。こちらは間違いなく現実になりそうだ。」

「大震災関連の倒産100件に9割が風評など「間接被害型」」

「幸田真音」……、佐高信「フクシマの怒りをよそに「祝宴」に興じていた面々」 下「」引用。

「勘違い作家 幸田真音殿
 あなたは東日本大震災から一か月余の四月二十五日に、東京は日比谷の帝国ホテルで「還暦祝」とやらを大々的にしたそうですね。
 発起人は東京電力元社長の南直哉や日本銀行前総裁の福井俊彦、そして塩爺こと塩川正十郎らが並び、作家の渡辺淳一や漫画家の弘兼憲史らがスピーチしたとか。
『島耕作』という知られた漫画で、「石油はこの世からなくなってしまう。はっきりゆうて原発反対なんて言ってる場合じゃないんや」
 と言わせている弘兼を私は“原発おじさん”と呼び、原発PRに協力してきたあなたを“原発おばさん”と皮肉ってきましたが、二人は東電がスポンサーのラジオ番組で知り合ったそうですね。とすれば、弘兼およびあなたは“東電おじさん”“東電おばさん”と呼んだ方がいいかもれません。
 それにしても、あなたたちが太鼓を叩いた原発が福島で大事故を起こして、収束することもなく、住民は避難を余儀なくされている時に「お祝い」をするとはどういう感覚の持ち主なのか。それほどに無神経、無責任だから、原発安全の旗を振ってこれたのでしょうが、それを止めることなく発起人となった東電元社長らにも呆れてしまいます。-略-
 高杉良さんや私と共に、あなたは城山三郎経済小説大賞の選考委員となっているわけですが、城山さんは断じてこんなことをしませんでした。あなたは、城山三郎の名を汚したことを恥じるべきです。」

勝間和代サンは「謝罪」したけど…。下「」引用。

「-略-四月十五日に公開したブログで次のように謝罪しました。
「私が、事故後のコメントにおいて、過去のデータや科学的根拠ばかりを強調したあまり、多くの方々が感じられている将来への不安や精神的なダメージに対する配慮を欠くコメントをしてしまったこと、また、不愉快と思われる発言を行ったことについて、重ねて深くお詫び申し上げます」
 彼女は「電力会社のCMに出演したものとして、また、電気事業連合会後援のラジオ番組に出演したものとして、宣伝責任ある人間として」謝罪したわけですが、同じような立場にありながら、あなたはほぼ同じころに謝罪するどころか、自分の還暦を祝っていたことになります。これは鈍感で無神経で無責任な者にしかできないことでしょう。
 その会には東芝の元社長も参加していたらしいですが、忌野清志郎の反原発ソングを含むレコードを東芝の子会社だった東芝EMIが発売中止にした前歴があることも付け加えておきましょう。」

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「フクシマ」と「ヒロシマ」 下「」引用。

「もう一人は、広島の被爆者でいまは福島県原爆被害者協議会事務局長を務める福島大名誉教授の星埜惇(ほしのあつし)さん、八十三歳。
「原発は、大量破壊兵器の原爆とは別だと思っていた。しかし、制御不能に至った原発を目の当たりにすると、認識をかえずざるを得ない。今回の事故を教訓に、エネルギー政策のあり方、私たちの生活のあり方を見直さなければならないと思う」(五月五日付『毎日新聞』)」

日本の原発開発「昭和史の大河を往く 第14部 昭和史の「もし」(19) もし日本が原爆開発に成功していたら」保坂正康。下「」引用。

「日本でも戦時中、密かに原爆研究が進められていた。陸軍は理研、海軍は京大と個別に進められた研究の規模は米国に比べるまでもなかった。しかし東條秀樹首相はサイパン戦を前にして原爆開発の成功を熱望していた。-略-
 原爆開発予算を福田赳夫と交渉 -略-」

サーベルで脅す。下「」引用。

「昭和二十年八月七日から十五日にかけて、陸軍の指導部、中堅将校などが連日のように理研にやってきて、「早く広島と同じ爆弾をつくれ」とサーベルで脅した。ある研究者は、こんな連中があの爆弾をもったなら大変なことになると怖くなった、とも証言していた。-略-
「私たちは製造する能力はなかったのがよかったのです。私は大量殺戮兵器の製造者にならなくてよかった」とつぶやいた理研の研究者の言がわたしは記憶に残っている。彼らは戦後、ほぼ全員が非核運動の有力な一員となっている。」

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