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第二次世界大戦9 本土大空襲・沖縄戦

2009年04月29日 | 読書日記など
『第二次世界大戦9 本土大空襲・沖縄戦』
   江口朴郎・監修/石上正夫、代田昇・著/太平出版社1985年

空襲などの記録もきちんと残していただきたいものです。



わずか半年で逆転……。下「」引用。

「日本の空の守りは、鉄桶(てっとう)(鉄の桶のようにかたい陣)である。」と豪語していた軍はあわてた。本土空襲をふせぐため、日本の連合艦隊はミッドウェー海戦を断行したが、作戦をあやまり、大敗してしまった。このため、開戦わずか六か月で、日本軍優位の戦局は逆転し、敗北のみちをたどることになった」

わたしの今すんでいる市の隣の市でも……。下「」引用。

「東京都下武蔵野町(いまの武蔵野市)中島飛行機武蔵野製作所に爆弾が四○トン、焼夷弾一七トンを投下した。この日は、雲があつく、一万メートル上空からのレーダー照準による爆撃だった。目標とされた工場も爆弾の直撃をうけたが、周辺の民家のほうが被害は大きかった。」

もちろん、我が市にも……。

名古屋城も襲われた……。下「」引用。

「工場や住宅密集地は、もちろん壊滅的な打撃をうけたが、熱田神宮もやけおち、名古屋城の金のシャチホコもろともやけおちた。
 市の人口も、一三五万人から敗戦時には六○万人となり、廃墟の街となってしまった。」

その理由……。下「」引用。

「無差別爆撃がつづけられたのはなぜか。いくつかの理由がある。
 第一に、高高度精密爆撃は、命中率がわるかったことがあげられるが、むしろアメリカがわは意識的に住宅密集地をねらって非戦闘員にたいする無差別じゅうたん爆撃をつづけた。第二に、工業目標の破壊によって日本を降伏させることができるという、現地司令官の考えがみとめられなかったこと。第三に、日本の空軍が中国の主要都市に無差別爆撃をおこなっていたこと。第四に、ハワイ真珠湾の奇襲攻撃にたいする報復がかんがられる。-略-」

その理由はもっともらしいが、このような理由で反対にしたら、アメリカ人は理性を失っておそろしいことを平気でするだろう……。

戦争自体が、悪と悪の戦いであるにすぎない……。

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報復……。下「」引用。

「日本にたいする報復爆撃は、一九四○年、すでにアメリカと中国のあいだで検討されていた。日本にたいする戦略爆撃を指揮したルメイは、その実行者だった。
 無差別爆撃によって死んだ中国市民も、日本市民も、国家の戦争目的のためのぎせいとなったのである。」

まさに、「鉄のあらし……」
「与那原(よなばる)地区でアメリカ軍がつかった砲弾の薬きょうの山。このように沖縄戦は、砲弾と爆弾でふりそそぐ文字どおり「鉄のあらし」だった。」



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