磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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144 レジスタンスはテロ?

2007年08月31日 | ライト小説
総理がコジキでコジキがソーリィー

六章、ボランティア仲間と平和




144 レジスタンスはテロ?


「テロは卑劣な行為だというけど。第2次世界大戦のナチス・ドイツと戦ったレジスタンスもテロリストだったという主張する人たちもいる」

「……あれは正義でしょう」

「もちろん! 相手は差別主義者のナチス・ドイツだったんだ。平和主義を訴えているだけでは、もっと多くの人たちが殺されていたことは確実だ……」

「当時の赤十字とかは何をやっていたのですか」

「ヒトラーたちは、巧みに悪事を隠していた。強制収容所も平和で文化的なものと宣伝していた。赤十字は形だけの視察をしていただけだ……。また、ローマ法王庁も……」

「法王庁は何をしていたのですか?」

「反共の砦になるだろうと、ナチスのことを利用しようとしていた。ローマ法王庁も、神が運営しているのではなく、人間がやっているものさ。彼らの利得で動いていたというわけだ。いち宗教団体でしかないということを彼らは証明していたんだ」

「そういう言い方もできるんですね」

「プロテスタントは、法王庁の戦争責任を追及する……。しかし、ヒトラーと一体化していたのはプロテスタントであったことも歴史だ。反対していたのは、ごく僅かな人たち。それに比べて、法王庁ではなく、一修道士、一神父として、ナチス・ドイツに生命を奪われた人たちは多い」

「……コルベ神父はナチス・ドイツに虐殺されたでしょう」

「そう餓死というひどい手法をつかった。しかし、餓死でも彼はなかなか死なない。それで毒薬をうたれて死亡した」

「……でも、毒薬をうつ人にもやさしい言葉をかけたのが、コルベ神父だった」

「今では聖人になっていますよね」

「法王庁という野蛮なシステムとちがって、カトリックの聖職者たちには神の御心があったと私は思う。彼らも“積極的な平和”をつくりだそうと今もしておられる……」

「ヨーロッパでは、戦争をはじめた悪徳なのもキリスト教徒なら、それと対抗したのもキリスト教徒」

「そうだね。我が家は仏教徒だけど。仏教はひどいね。ただの葬式坊主だよ。それも、葬式の時でさえも、キャバレーで破廉恥なことをしたことを母の葬式でネタにして笑いをとっていやがったよ」

「……仏教徒でも、いろいろな人がいるでしょう」

「まあ、いるだろう。広島・長崎で、ヨハネ・パウロ二世、反核・世界平和を訴えられた」

「そうですね。私もテレビの歴史番組で見ました」

「おいおい、もう歴史かよ」

「ポープは雪のふるなか、演説をされていたと思います」








閑話休題

コルベ神父も、

わが国、日本で活躍。

永井隆博士も、

コルぺ神父を診察。

同じ、聖母の騎士で、

多くの人を幸せにしたのが、

ゼノさんでしたね。

●シリーズ 福祉に生きる15 ゼノ神父












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