磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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原子爆弾の効果 The Effects of Atomic Weapons

2009年07月21日 | 読書日記など
『原子爆弾の効果 The Effects of Atomic Weapons』
   篠原健一・訳/主婦の友社1951年

ベーカー実験について、くわしく書かれてありました。

企画並びに援助 米国国防省並びに米国原子力委員会
指導 ロスアラモス科学研究所
編集委員 委員長 J.O.ヒルシフェルダー
 デヴィドB. パーカー、アーノルド クレミッシュ、ラルフ カーライル スミス
常務編集者 サミュエル グラスストン
原著発行所 マックグロウ=ヒル書籍会社
日本語版 序文 工学博士 八木秀次
翻訳者 理学博士 篠原健一、医学博士 石川数雄、工学士 山口宗夫

黒い雨について。下「」引用。

「広島上空で原子爆弾が爆発した後、断続的に雨が降っている。これは市内に拡がった火災が間接の原因であるのであって、火事のため爆発後かなりの時間にわたって対流が続いたのである。」

水中爆発……。下「」引用。

「-略-今のところ水中爆発として報告があるは、ビキニの“ベーカー”実験たった一つである。爆発は深さ約60mの環礁-略-」

しぶきのドームと、衝撃波によるスリックが起きたという。

深くなければ、筒花となって吹き上げるという。下「」引用。

「この筒花の中を通って上昇しその上端にキノコ形の雲を作る。」

波根(ねなみ)……。下「」引用。

「ビキニの“ベーカー”実験では、筒花を形作っている水しぶきの柱が海上に落ちると共に、今度はその柱の根元の水面に高さが約300mもある巨大な霧の波というが魂といったものがくるりと筒花を取り巻いて出来て来た-略-この波は爆発から約10秒後に出来始め、ドーナッツ形にしたまま急速に外に向かって拡がって行った。この濃い霧の波あるいは壁は、ナイアガラ瀑布その他高い滝の根元に出来るしぶきに似ていて、これがいわゆる根波の発生雲であって、合体が均質の流体であったかのような流動の仕方をする。」

「B.爆風による損害 : 日本の実績」
--実績であって、被害ではない……。

「熱輻射による火傷」……。下「」引用。

「熱輻射の火傷が認められたのは広島では爆心地から2,300mまで、長崎では4,000mまでである」

汚染がひどかったという……。下「」引用。

「いろいろの種類の原子爆発の中で、一番高度の汚染を起したのはビキニの水中爆発(“ベーカー”実験)である。分裂生成物のほとんど全部が、爆発の後直ちに水中に残ったが、放射性の根波または雨の形で環礁内に戻るか-略-したものと推定されている。」












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