磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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問われるヒロシマ

2008年01月09日 | 読書日記など
『問われるヒロシマ』
    栗原貞子・著/三一書房1992年

多くのことが書かれてあります。平和主義をつらぬき通された栗原貞子さんらしい本であるといっていいかと思います。



五歳で被爆した方が日本人米兵となり、脱走されたそうです。

こんな法律になっているらしいです。下「」引用。

「アメリカへ行けば、十八歳以上二十六歳の若ものは、六カ月間以上滞在すれば、アメリカの国内法で、選抜徴兵制が適用されることを知っていた日本人がどれだけいたであろうか。」


法律はその国のシステムでもありますね。

コール首相の意見はおもしろい。下「」引用。

「ドイツが中東派兵を行わないことで、アメリカがドイツ批難を行なった時、コール首相は、「ドイツが強い軍隊になることを欲しているのか」と痛烈なパンチを加えました」

栗原貞子さんの夫も被爆、癌死。
夫も徹底された平和主義者のようです……。

九条の会」運動、今ではメルマガもあります。でも、このことは知りませんでした。下「」引用。

「戦争放棄の憲法は決して一国平和主義ではなく、アメリカでは「九条の会」の運動があり、「軍隊のないドイツ」や「軍隊のないヨーロッパ」の運動も一七カ国に拡がっているという(伊藤成彦著『軍隊のない世界へ』社会評論社)。津田塾女子大の米人教授、ダグラス・ラミス氏は、「憲法の平和主義は宝物だ。平和憲法は傷だらけだ。だがまだ生きている。……大変な努力が必要だが、その努力は世界の人に感謝される筈だ」(「中国新聞」九一・五・三)と述べている。」

詳しく知りたいものです。

厳しい言葉があります。
「一度目は過ちでも二度目は裏切りです。」
--現政権は何度裏切ればいいのでしょうか……。

東南アジアの作家たちの批難は厳しい。
しかし、それが事実だろう……。

★ヒロシマには--中曽根句碑--があるという。
無理やりつくられた碑。
建立した日付も偽りだという。
街宣車が中曽根の応援で被爆者に暴言を吐く。
怒った被爆者たちは、その碑に黒い折鶴を。
その折鶴を撤去する血税から給与を得ている広島市職員。

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イメージは平和主義としたかった中曽根康弘。
この時にも、その嘘を見抜いた被爆された方たち……。

このような嘘にも騙されないようにと願いたいものです……。





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