磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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細菌戦黒書

2009年10月04日 | 読書日記など
『細菌戦黒書』
   国際科学委員会/片山さとし・訳/蒼樹社1953年

朝鮮戦争での、アメリカ軍が使用した細菌兵器はメイド・イン・ジャパンのようである……。

■目 次■

まえがき  11
委員会の組織と活動  12
文書の考証  27
第二次世界大戦中の日本軍細菌戦との関連  30
委員会の採用した事例分析の方法  34
プラーグ文書の昆虫学的資料  37
ばらまかれた昆虫についての医学的注釈  45
朝鮮の事件(ペスト)  57
甘南事件(ペスト)  63
寛甸事件(炭疽菌)  68
遼東と遼南の事件(呼吸器炭疽菌)  71
大同事件(コレラ)  76
容器または「爆弾」の型  80
捕虜諜報員の証言  97
捕虜飛行士の証言  100
新中国の衛生  109
概観  113
結論  126
 付録
四十六件の付録の表  131
アメリカ帝国主義はどうして最近戦争をはじめたかの真相(ケンス・L・イノツク中尉)  136
どうしわたしはアメリカのウォール街がやりはじめた非人道的な最近戦争に参加させられたか(ジョン・クイン中尉)  147
新中国の公共保険衛生運動についての覚書  171
中国のキリスト教会と細菌戦(ヒューレット・ジョンソン博士)  187
アメリカ軍の残虐行為(国際婦人調査団報告)  201
訳者あとがき  268


周恩来たちは抗議した。下「」引用。

「朝鮮民主主義共和国の外相朴憲永氏は一九五二年二月二十二日、また中華人民共和国外相周恩来は三月八日、アメリカ側が細菌戦をやっていることを公然と抗議した。中華人民平和用語委員会の主席郭沫若博士が、そのことについて世界平和評議会にアピールをよせた。」

日本軍と酷似していたという。下「」引用。

「すべてこれらの事実や、これ以外のおなじような事実から見てみると、委員会としては、日本軍が第二次世界大戦中にペスト蔓延のためにつかったのとひじょうによく似た--たとえまったく同じではないにしても--方法を、こんどはアメリカ軍がつかったいるのだとという結論をくだすほかに仕方がなかった。」

見られない鼠がいたという。下「」引用。

「また、この地方に、この種の鼠があらわれたのは、この動物の分布からみても変則であった。」

石井四郎の部下が……。下「」引用。

「また別の日本の新聞の報道(講和新聞、一九五二年八月)は、石井四郎の前助手小沢の指導のもとに、齧歯類の大量生産をやる飼育所があることを、ばらしていた。」

炭疽菌も使われた……。下「」引用。

「炭疽菌を細菌戦につかうことは提案した文献があることは有名である。-略-上述の犠牲者はみんな突然病気でたおれるまえは、わりと異常がなく、倒れたのちは、四十八時間以内に死んでしまったからである。」

日本の岩国基地の地上学校で細菌戦の講義があったという。

日本で作られたという。下「」引用。

「わたしの考えでは、細菌爆弾は、防疫用のワクチンを造るのと同じような種類の一つの医薬供給所から送ってくるのだと思う。この供給所は、日本の本州か九州にあるものと考えている。」

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極秘だったという。下「」引用。

「いちばん最初に、細菌戦を使ったのは今年のはじめころ、つまり一九五二年一月一日ころであった。-略-
 もちろん、細菌爆弾を使うという決定は極秘になされたのである。しかし、この決定はきわめて重大な性質のものであるから。ひじょうに高い上級司令部、おそらく東京の極東軍司令部が、その決意をしたものであることは疑いがない。」

日本軍がやった蛮行と同様のことを、米軍がやったという。
・生き埋め
・妊婦の腹をさき、赤ん坊を取り出す。
・レイプ

ナチス以上だったという……。下「」引用。

「これらの大衆的拷問と大衆的虐殺は、ヒトラー・ナチスが、その一時占領したヨーロッパでやった以上のものである。」








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