磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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昭和天皇の「極秘指令」

2007年09月28日 | 読書日記など
『昭和天皇の「極秘指令」』
    参議院議員 平野貞夫・著/講談社2004年

前尾繁三郎・衆議院議長の秘書をしていた方が書かれた本です。本当は墓のなかまで持っていこうと思われていたが、最近の事情により、約束をはたすために出された本だという……。核兵器に対する「天皇のご意志」とは……。



前尾繁三郎といえば、選挙区が京都にありました。
ボクの子供のころの政治家です……。

亡くなる二週間前、前尾繁三郎(まえおしげさぶろう)元衆議院議長は、著者に語ったという。下「」引用。

「平野君、君だから話すのだが、私はかつて陛下のある『ご意志』に関わった。それは、日本の核武装を食い止めるためにどうしても必要なことだった……。もし日本が誤った方向に向かいそうになったら、君の口からこの真実を伝えてほしい。それが私の願いだ……」

口絵の写真のキャプション。下「」引用。

「広島の全国植樹祭で大地に鍬を入れられる昭和天皇。原爆投下直後は、1時間おきに被害の報告を督促された。(昭和46年4月17日、広島県三次市の林業試験場にて)」


--この本の『最近の事情』とは、小泉政権がイラクへ自衛隊を派遣……。
安倍晋三幹事長が「日本は核武装しても憲法に反しない」と語る。
--新聞社のアンケート調査「核武装を検討してよい」、現職衆議院議員で17%。


--戦時中。
天皇陛下は、日本の原爆開発に反対された。
それは、人類滅亡につながるからだという。

当時……昭和49年5月にインドで地下核実験。
日本政府は核防条約に昭和45年に調印、国会に承認求めず、放置。
三木内閣の昭和50年4月25日で、それまで放置されていた。
……日本は国際的な批判を受けていたという。

--前尾議長はいう。下「」引用。

「この国会で承認しなかったら核防条約は駄目になる。五党首会談はどうしても二○日中にやりたかったのは、四月二五日の本会議で衆議院を通過させて、五月二四日の会期終了日までに自然成立させる」

--前尾議長が核防条約の承認に努力したのは、昭和天皇の「ご意志」として受け止めたからという。











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