磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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ヒロシマ・ナガサキ原爆展

2008年08月17日 | 読書日記など
『ヒロシマ・ナガサキ原爆展』
   朝日新聞東京本社企画部・編/朝日新聞東京本社1970年

表紙の裏に書かれています。下「」引用。

「ごあいさつ
 広島・長崎に原爆が落とされてから25年--。
 -略-
 この「原爆展」は、昭和42・43年に全国16の都市で開かれ、大きな反響を呼びました。そして50万人におよぶ入場者の間から「原爆を知らない若い世代にその悲惨さを知らせるためにも、さらに各地で何回も開いてほしい」という強い願望がくりかえしよせられています。
 -略-世界平和への決意を新たにしたいと考えます。
   1970年7月 広島市・長崎市・朝日新聞社」



当時は山田節男広島市長、諸谷儀武長崎市長。
--それぞれに、「あいさつ」の文章を書かれています。

また、朝日新聞解説委員 岸田純之助も、記事を寄せています。下「」引用。

「忘れてはならないことは、この後者の努力は、広島、長崎での日本人の原爆体験がその基礎になっているということである。このように重要な基盤を提供する資料は、もっと多くの日本人に知らせる必要があるし、可能ならば外国人にも見せる努力をしなければならない。原爆展のもつ意味はきわめて大きいのである。」

この展示にも、核実験によるヒガイシャも加えていただきたいと思う……。

そして、原発関連にもできたら、加えていただきたいと思うのだが、大手マスコミが入るなら、ムリのようにも思える……。

下落した核兵器の価値?。下「」引用。

「核兵器を持たないこと、さらには核兵器を地上からしだいに減らしていくことがどの国にとっても利益であり、核兵器を持たないことの正しさがますます確認されるような状況になってきている。そのように判断される理由がいくつかある。
 まず第1は、核兵器はますます、軍事的に使えない兵器になってきたということである。-略-第2に、核兵器の政治的役割も、しだいに減ってきている。-略-」

はたしてそうなのだろうか?

最近の北朝鮮などをみても、価値が減ったとは思えない……。

上辺だけでなく、軍産学が結びついたビジネスだということも忘れてほしくありません……。

そして、原子力帝国ということも……。

「脱毛した女子学生のトンガリ帽子」下「」引用。

「 当時生き残った彼女たちの頭髪は誰も彼も一様に抜けて行った。髪のない頭をかくすために配給毛布でトンガリ帽子を作ってかぶっていた。いま教育界、宗教界で高名となった人達の中にもこれをかぶっていた人たちがいるという。」




今年も全国各地でおこなわれていることでしょうね……。

アメリカでも、それは行なわれているという……。

スミザーマンの写真なども展示してもらたいとボクは思う……。


『被爆者たち-HIROSHIMA-NAGASAKI-』より


もっと大きな視野を切望する……。







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