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戦争責任研究 No.3(1994年春季号)-侵略戦争にみる捕虜虐待・虐殺…

2009年02月11日 | 読書日記など
『戦争責任研究 No.3(1994年春季号)-侵略戦争にみる捕虜虐待・虐殺 突きつけられた「従軍慰安婦」問題-』
   日本の戦争責任資料センター・編/
     日本の戦争責任資料センター1994年



支那事変であり、戦争ではないので俘虜とはしなかったという。下「」引用。

「「捕らえれた者」は、蒋介石政府に反対する中国政府に引き渡されたと武藤は答えているが、中には「適宜処理」されたり、初年兵の突撃訓練の標的とされたり、試し斬り、度胸だめしの斬首の対象とされたり、生体解剖の実験に使用されたりした者がいたことは、周知の通りである。」

白人俘虜……。下「」引用。

「日本軍の俘虜となったイギリス・アメリカ人将兵一三二、一三四人のうち三五、七五六人が死亡(死亡率二七%)したと記述されている。これは、ドイツ・イタリア軍の俘虜の死亡率約四%(一三五、四七三人中死者は九、三四八人)と比較して極めて高い比率である。」

「捕虜問題の基礎的検討-連合軍捕虜の死亡率と虐待の背景-」小菅信子(女子栄養大学講師)・著。
--政府の姿勢。下「」引用。

「そもそも日本政府はこれまで戦時中の捕虜虐待について公式な謝罪をおこなっておらず、極東国際軍事裁判及びBC級戦犯裁判の判決を受諾し、連合国捕虜の被った「不当な苦難」に「償いをする願望の表現」として非連合国にある日本資産を分配することで、捕虜虐待問題を精算してしまった。このような状況で連合国捕虜問題のみならずBC級裁判に関する実証研究も停滞した。」

「人体実験に使用された連合軍捕虜-連合軍資料にみる捕虜虐待・虐殺の一側面-」田中利幸(メルボルン大学政治学部教員)」

もくじ

細菌戦は失敗していたという……。下「」引用。

「吉見義明、伊香俊哉両氏が防衛庁防衛研究所図書館で最新発見した資料の中には、すでに太平洋戦争初期の一九四三年の段階で、日本軍が太平洋全域を視野に入れた様々な細菌攻撃計画を立てていたことを裏付けるものが含まれていた。-略-
 事実、一九四四年六月から七月にかけてのサイパン島攻防戦では、日本軍はアメリカ軍に対して細菌攻撃の実施をもくろみ、参謀本部の命令で攻撃部隊を乗せた船が四月に送り出された。この部隊の一部がサイパン島にとどまり、残りはそこからさらにトラック島に向かった。しかし、サイパン島の日本軍はアメリカ軍の攻撃によって壊滅し、トラック島に向かった船もアメリカ軍の潜水艦に撃沈されたため、この細菌攻撃は完全に失敗に終わっている。-略-」

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「オランダ女性慰安婦強制事件に関するバタビア臨時軍法会議判決」解説 新実隆(弁護士) 翻訳 安原佳子(「従軍慰安婦110番」編者) 横山伊徳(日蘭関係史研究員)。下「」引用。

「〔解説〕今回翻訳された判決は、一九四八年二月一四日バタビア臨時軍法会議が宣言した、いわゆる「白馬事件」と呼ばれる慰安婦強制事件についてのものである。-略-」

裁定 下「」引用。

「蘭両印度法令広報一九四六年四四号、四五年、四七号おやよび七四号の総督令戦争犯罪刑法第一条第六・七・三五項により、次のように裁定をくだす。
 被告2と被告8(この二人については告発されている事実を法廷に立証する証拠がないので無罪とされるべきものである)を除いた被告の大部分は戦争犯罪について有罪であり、左記の刑を申し渡す。
被告3「強制売春のための婦女子誘拐」「売春強要」「婦女強姦」 死刑
被告4「強制売春のための婦女子誘拐」「売春強要」 禁錮一○年
被告5「俘虜虐待」 禁錮七年
被告6「俘虜虐待」「婦女強姦」 禁錮一六年
被告7「強制売春のための婦女子誘拐」 禁錮二年
被告9「売春強要」 禁錮二○年
被告10「売春強要」 禁錮一○年
被告11「売春強要」 禁錮一五年
被告12「売春強要」 禁錮七年
被告2と被告8 無罪
(以下略)」


不妊率と独身率……。下「」引用。

「各国の元慰安婦の不妊と独身の割合を数字で表すと次のようになる。
不妊率…韓国(74%)、台湾(73%)、フィリピン(19%)
独身率…韓国(30%)、台湾(9%)、フィリピン(7%)」

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