磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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海のむこうのヒロシナ・ナガサキ 韓国被爆者たちの歳月

2006年10月24日 | 読書日記など
『海のむこうのヒロシナ・ナガサキ
   韓国被爆者たちの歳月』
     太田泰男・著/麦秋社2005年

帯にこう書かれてあります。下「」引用。

「被爆60年、「あの日」は続いている。
1983年〜2003年
29人の韓国被爆者のドキュメンタリー」



日韓は、若い人の間でもうまくいかないようです。

それは歴史観の違いと書かれてありました。下「」引用。

「日本が戦前に韓国で何をしたかについて、日本の学校では教えないということを初めて知った。韓国ではどこの家でも、日本から受けた苦難が親から子へ、孫へと話されているのだそうだ。韓国の若者たちは、祖先の苦難や親の苦労を見聞きして、戦争の事実を真正面から受け止めていると感じた。
 私は祖父母や親から戦争の話を聞いたことは、ほとんどない。これではお互いがわかり合えるはずはないと思った。まして日本の学生たちが言う「日韓連帯」などほど遠い。韓国の若者は、日本人と連帯しようとは少しも思っていないようだった。」


ユーロのようなものがアジアにできなければ未来は暗いと思うのですが……。

そして、朝鮮戦争であったなら、韓国政府から援助がもらえるのだけど、ナガサキ・ヒロシマで受けたことには何もしてもらえないという。

著者は韓国に行かれます。被害者協会、陜川支部。さながら原爆資料館のようだという。6畳ほどの室内の壁には、広島長崎での写真の数々、そして色とりどりの千羽鶴が飾ってあったという。

戦時中、広島と陜川には大きなパイプがあり、三菱重工業の造船所や東洋工業があり、仕事はたくさんあったという。


あの日に鉄工所に出勤したきり帰ってこない弟を思っている方。

孫娘の左手に指がなかったことを心配する方。

いろいろな苦しみや悲しみを背負って生きておられるようです。

まあ、ボクは本で読むしかないので、その他はわかりません。

すみません。m(_ _)m






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